丸海てらむです。
今回は差し返しについて。
「差し返し」とは?
いろいろな場面で使われる言葉だけど、今回は以下のように定義する。
「相手の技の空振りに対して、『見てから』技を確定させること」。
「見てから」というのがポイントである。適当に技を振ったら相手の空振りに噛み合いました、は差し込みである(この場ではとりあえずそういう定義にする)。
あくまで歩きとかステップとか小ジャンプとかの様子見行動中に、「いま相手が技を空ぶったから、ここでこの技を振れば必ずヒットするぞ」と確信して初めてボタンを押すのが差し返しである。
(ちなみに筆者の実力はVIPで魔境の上のほうだけど魔境街道には足りないくらい。信憑性は謎です。)
差し返しに向いている技とは?
言ってしまうと、以下の三点が技の差し返し性能を決定する。
「発生の早さ」
「リーチの長さ」
「リターンの高さ(ダメージの高さ、撃墜力、その後の展開の良し悪し)」
上二つは「技が確定するかどうか」に関わる。発生が早い技ほどわずかな隙にも確定しやすく、リーチが長いほど遠くの空振りにも確定しやすい。
残った「リターンの高さ」はもまた重要である。差し返したときのリターンが大きいほど、相手に空振りを恐れさせて技を抑制することができる。いくら差し返しが確定したところで、ダメージが1%でその後も状況が不利ではあんまり意味がない。シークの針とかファルコのブラスターが特に「差し返しとして確定させやすいがリターンの低い技」の代表例である。差し返しとして使うかどうかは人による。
逆に、「ガードされたり空ぶったときの後隙」に関しては、差し返しで振る上ではほとんど気にする必要がなくなる。
なぜなら当たるときにだけ振るからである。
もちろんヒューマンエラーは発生するものなので、数十回に一回くらいはうっかりガードが間に合ったり回避が間に合ったりするかもしれないが、だいたいの場合において、そのエラーを防ぐために差し返しを放棄するより、たまにミスするのを覚悟で差し返しを入れ続けたほうが良いことが多い。まあ1回ミスったら1スト失うけど当てても2%、とかならちょっと考えるかもしれないが、そこまで極端な例はあんまりない。
ということでマルスにおいて「発生が早く」「リーチが長く」「なるべくリターンが高い技」を探すことにする。
マルスの差し返し技の一覧と考察
ざっくり技ごとに考えていく。
その場掴み
密着のみ、発生6F、ダメージ10%~20%程度+OP2~5回ほど回復、着地狩りか崖狩りになる
届く距離ならその場掴みが最善手になることが多い。例えば相手の突進技が目の前で止まったとか、飛び込みでめくったら相手が逆側にガーキャン掴みを出したとか。
発生6Fというのはマルスの技の中では二番目に早いが(弱が5F)、掴みを避けるためのジャンプや回避はシールドと違って1F目から出ないので、実質的に弱よりその場掴みのほうが発生が早いというか確定しやすいことになる。
リターンは序盤なら空上に繋いでそこそこ。空上の繋がらない中%以降は相手の崖と着地の弱いほうを選んで、前後投げか上投げかを選択する。ちなみに上投げのほうが1%ダメージが高いです。あと掴み打撃のOP回復がちょっと嬉しい。
横強、下強、上強
リーチは剣が届くくらいの距離、発生7~10Fくらい、ダメージ7~12%程度、展開は%によるが差し合いに戻ったりダウンしたり着地狩りになったり崖狩りになったり 撃墜も可
掴みより一歩離れた距離の技たち。当たるものを振る。リターンは特に高くはない。
特に言うこともなし。
マルスはこのへんのリーチがまあまあ長いので差し返しとして使いやすい。
マベコン
リーチは横強とかよりやや短め、発生9F、ダメージは15~19%くらい、着地狩りしたり崖狩りしたり、横シフトの先端なら撃墜も可
強攻撃たちよりやや短く遅いが、リターンが高い。僕は序盤に上シフトで打ち上げて着地狩りするのめっちゃ好きです。
適当に横シフトの根本で外に出す使い方でも強攻撃根本よりリターン高め。
狙えるときに狙っていく。またリターンが高めなので、もう少し離れた距離で隙を晒したとき、ステップから狙いにいくこともある。
横スマ先端
リーチは横強よりやや短くて非常に狭い、発生10F、ダメージは18%、だいたい撃墜する
「倒せる」差し返し技。発生10Fとそこそこのリーチと武器判定、そして異常な吹っ飛ばし。確定する場面はかなり少ないが、狙える腕があるとマルスが急に強くなりそうな気がする。
相手の攻撃を引きステップで避けて横スマ先端を合わせられると大変かっこいい。
飛び込みから透かし着地して、相手が掴みを漏らしたらギリギリ見てから横スマが確定する(その場掴み全体フレームが最短34Fなんだけど、人間の反応限界が12Fくらいで、コントローラーの遅延が6F、オン遅延が5Fとして、そこに横スマの発生10Fを足すとギリギリ33Fで間に合う。掴みがちょっと遅いキャラとかオフ対戦だともっとやりやすそう)。理論上は。できる人いるのかな。
まあ引きステップで合わせるのが本命だと思う。
ダッシュ掴み
リーチは横強より長いくらい、発生9F、あとはその場掴みと同じ
マルスの掴みは他の単発技よりリターンが高めなので優先して狙っていきたい。
DA
リーチはダッシュ掴み以上滑り横強以下、発生13F、ダメージは10~13%程度、展開は%に強く依存して、序盤は状況五部だけど最後は撃墜もできる
これです。このDAのことを書きたくてこの日記を書き始めた。これは差し返しで使う技なのだ。DAを差し返しで使うと、マルスの差し返しで今までぽっかり抜けていた、ダッシュ掴みと滑り横強の間の空白がちょうど埋まるのだ。DAでしか差し返せない場面がちょくちょく出てくる。ダッシュ掴みがギリ届かない間合いで相手が何か空ぶったら、今までは「ステップとかジャンプで有利な間合いに詰めよう」ってしてたのが、これを習得すれば10%とか13%とか直に入るようになる。
これを練習したい。
滑り横強
リーチは最長、発生20Fくらい、ダメージは12% 序盤はダウン、中盤は崖か復帰阻止、終盤は撃墜できる
そして安定の滑り横強。自分がまだVIPにも入ってないころ、この技の存在に気づいて世界が変わった。滑り横強ってテクニックなんかバグっぽいからやだな~って忌避してたのが懐かしく、今は便利すぎてこれがないとやっていけない。
差し返しで使えるのはざっとこんなもんだと思う。
空中攻撃は割愛。なぜなら僕があんまり考えてきてないからです。空前とか普通に差し返しで使えそうだ。また考えよう。
結論
DA差し返しを練習したい
以上です。ご読了ありがとうございました。
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