単キャラにした成果

 そもそも複数キャラを持つのは(上位勢が言うには)「大会で安定して勝つため」らしいです。

 私は大型大会には出ないし、レートも高くはないので、この理論から言えば複数キャラ持つ必要はない側の人になります。

 とはいえ使いたいものは使いたいし、性能や相性補完というよりもキャラ愛で使っているので、気にせずベレトとソラを使っていました。どちらも参戦してからずっと使っているので、使用歴はそれぞれ2年2ヶ月、5ヶ月といったところでしょうか。(先生参戦からもうそんなに経つんですね...)

 しかし、ある日私はある事に気付きました。


反省した事を、対戦で全く活かせていないのです


撃墜帯ではガードが増えるから掴みが通りやすい、暴れ着地が多いから減らす、誤魔化しは回避だけでなく弱暴れも使う等、対戦前にあれこれ考えるのですが、対戦が始まるとそれらが頭から抜けていたのです。

 最初はメンタルが持たないからとか、忘れっぽいからとか、そういう理由かなと思っていました。

 そんなある日、自分のスマブラメモを見ながらふと思いました。


(ベレトとソラで、間合い、考えること結構違うな)

(ソラのIDJコンボ精度高めないとなあ)

(ベレトは○○がキツいからソラ当てよう。逆にソラがキツい△△にはベレトを当てよう)


(考えること、多いなあ...)


(...。対戦中に思考できない原因、これか⁉︎)


 そうです。2キャラ使うということは、考えることも2キャラ分ということ。意識することが多すぎて、対戦に集中できていなかったのです。当たり前のことって、意外と気が付かないものですね。

 これに気付いた私はすぐさまベレト単で対戦することに決めました。使用歴からして、操作に意識を割かずにできるキャラはどちらなのかは一目瞭然です。

 その成果は、びっくりするくらい早く現れました。

1つ目

「画面を見ることに思考のリソースを割ける」

 かねてからの悩みであった、「対戦中に思考できない」「反省を活かせない」という課題が徐々にではありますが改善されていきました。相手の回避を見る、暴れ着地を減らす、撃墜帯で掴みを振る等、やれることがどんどん増えていきました。

 これはキャラの操作や間合い等について考えることが実質半分になり、思考のリソースに余裕ができたからだと思います。


2つ目

「操作精度向上」

 地味ですがこれも大きいです。2キャラ使っていた頃は、反転ミスや上Bが横Bになる、謎に振り向くなど、自分でもよくわからない操作ミスが多発していました。中にはベレトで対戦中にも関わらず、ソラの撃墜コンボである下強上スマを使ったりもしてしまいました。回避読みでもなくです。

 こうしたしょうもないミスが減り、結果的に勝率が上がりました。


3つ目

「PDCAサイクルの回転が良い」

 個人的にこれが一番重要なんじゃないかなと思っています。

 2キャラとも改善点を見つけても、もう片方のキャラを使っている間にそれが頭から抜けてしまっていたのです。 

 単キャラにしてからは、ベレトのことだけを考えられるようになったので、見つけた改善点をすぐ次の対戦で活かすことができるようになりました。



 以上が、私が単キャラにした成果です。

 色々書きましたが、要は「勝率が上がった」ということに帰結します。

 まずは単キャラで、操作は無意識に任せて、対戦中の思考のリソースを増やし、スマブラというゲームの理解度を上げていきたいと思います。


 拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。


Yui
2022年3月15日 00時09分に投稿

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