どうやら下強をガードさせた後かなり有利な展開になってるっぽいので、ここの読み合いだけちょっと詰めて考える。
■そもそもどういう状況なのか
◇-1 フレーム有利である
根本ガードで-9、先端ガードで-6のこちら不利。
不利フレームではあるが、スマブラではガード解除に11フレームかかるため、相手のガード解除からの行動に対してはそれぞれ+2とか+5の有利が取れていることになる。
従って、この後にこちらのダッシュ掴みやダッシュマベコンと相手の技とが最速でカチあった場合、だいたいこっちの技が発生勝ちすることになる。
ということでガード解除後の行動に対して、フレーム的に有利が取れている。
ただしガーキャン系の行動に対してはフレーム不利である。主にジャンプからの行動など。ダッシュマベコンが登り空前とかに潰され得る。
◇-2 間合いが有利であることが多い
下強ガード後はだいたいマルスの技が強い間合いになっている。もう一回下強が届くかもしれないし、撃墜帯や崖際ならダッシュマベコンもある、相手の技に対して差し返しもしやすい。
そして相手にとってはあまり強くない間合いであることが多い。遠距離キャラにとっては弾ではリターン不足だったり飛び込みや前回避が見えなくなくて弾が撃てず、性能の低い強攻撃に頼る必要があったり、近距離ファイターにとっても若干遠い間合いであることが多い。
◇-3 相手のガードが削れており、最速NBで割れる
下強に限らないが、剣を一発ガードさせてからほぼ最速でNBを撃つと綺麗に割ることができる。
最速じゃなくても回避一回分くらいは時間が過ぎても大丈夫なことが多い。
剣を一発じゃなく二発ガードさせると、技の威力にもよるけどその後2秒間くらいはNBで割れる状態になっている。
そしてシールドが割れれば当然ストックが消える。30%くらいから撃墜できるんじゃなかろうか。
もちろんNBを警戒して回避なりジャンプなりで逃げれば良い話ではあるが、これがあるのでガードがしづらい/ガードを容易に咎められる状況になってはいる。
■相手の択を整理する
■マルス側の択を整理する
いっぺんに両サイド考えていく。
読み合いを回していく要領で順番に書く。〇印の緑のやつが相手の択、▽印の青いやつがマルス側の択です。
〇-1 ガード
前述したがNBで割られるので実はリスクが大きい。ただしダッシュマベコンに勝てる貴重な択である。
▽-1 NB
ガードを割るために必要な行動。前回避とジャンプに確定反撃を受けるのでリスクはあるが、あまりにもリターンが高いので相手がある程度ガードしているようなら狙っていける。
〇-2 前回避
NBを読んだときに反撃しやすく、ダッシュマベコンにも反撃できる。ただしマルス側が超絶反応の良いプレイヤーだった場合、見てから狩られる可能性がある。
▽-2 様子見(棒立ち)
立って様子見し、相手が前回避したらすぐさま反転上Bで狩るという選択肢。
オフラインでなら理論上、前回避のモーション5F目あたりまでで判別して反応できれば上Bが間に合う。
オンラインでも相手が前回避からガードを入れ込んでいない限りヒットする。
今日の日記はこれを書くためのやつです。間合いさえ合っていれば、前回避を「見てから」上Bで狩れる。革命すぎる。
けっこう難しいけどストⅤじゃウメハラが全体23Fしかない技に発生7Fの技で見てから差し返してるんだから、
スマブラに6Fの内部遅延があるとしても全体29Fの回避を見てから5Fの上Bで狩るのはそれより2Fぶん簡単なはずなのだ。いやけっこう難しいな。
でもまあこれができると仮定して話を進めてみる。
ちなみにこの様子見はジャンプも見てからガードしたり対空したりできるので、咎めるには相手から差し込む必要がある。
何ならガードを張っていてもできるのでダッシュ掴みである必要がある。
〇-3 ダッシュ掴み
ということでこれが必要になる説がある。下強ガードした後相手が様子見してると、前回避は見てから狩られて、ジャンプも着地狩りにされ、ガードを張っていても反撃がない、とかなり息苦しいことになる。ダッシュ掴みで様子見にリスクをつけることで多少動きやすくなるはずである。
ただしフレーム不利からガード解除してしかもダッシュ掴みをするので、様子見以外のあらゆる行動に負ける。
▽-3 マベコン(横先端で撃墜できるとき)
ということでリターンの高い攻めがようやくヒットし得る。
遠距離キャラを追い詰めても、ここまで読み合いを回さないと素直なマベコンが当たらないという事実。難しいゲームだ。
主に崖際で狙う。倒せれば良し、復帰阻止が有効な相手なら撃墜できない%でも狙うかもしれない。
撃墜が絡まないダメージ蓄積のためだとちょっと微妙かもしれない。もう一回下強とかのほうがいいか?
ガードとジャンプと前回避に負ける。相手が暴れてるときと、あとその場回避したときにもヒットする。
▽-4 もう一回下強
暴れ潰しならこの選択肢もある。
暴れとガードに勝てるが、前回避とジャンプに対して若干不利展開になる(何かが確定することは少ない)。ただしその場回避されると何か反撃が確定する可能性がある。
〇-4 ジャンプ
マベコンとNBにリスクをつけることができ、かつ他の択に対しても大怪我しづらい逃げ方。一番強いと思う。
様子見されていると着地狩りされる。
〇-5 後ろ回避
今挙げた全部の択に対して、「ラインが少し下がる」という小さな犠牲で済ませることができる択。
リターンはない。崖際では使えない。相手にこれを強いることができればマルスの攻めは機能していると言える。
■整理を終えて、考察
こんな感じか。
マルス視点、最も恐れるべきは「マベコンとかNBを撃ったらジャンプされて確反をもらった」って事象な気がする。
これを防ぐために様子見からジャンプを咎める必要がある。何なら空前を先出しして置いておくという可能性もちょっと考えたけど、
それはそれで対空されそうなので厳しいものがある。どうだろう。あるのかな。
次に嫌なのが前回避を通されてラインが入れ替わることだけど、これも様子見してれば防げる。見てから上B、やれるだろうか。
最後に相手が不利フレームから普通に殴りかかってくるのも嫌だけど、これは掴み以外ならガード貼りっぱなしで防げる。
■結論
ということで下強ガードさせた後は、マルス側はガード貼って様子見するのがド安定なのではないかという仮説に至った。
ガードはガードでも、その後の見てから行動が洗練されているのが重要なのではないかという。
ガード貼っとけば前回避も暴れもジャンプも咎めることができて(ジャンプに対しては若干疑問もあるが)、
ステップや掴みによる暴れに対しては素直にマベコンとか技を差し込むことで咎められる。下強もう一回撃つのが丸い。
そして相手がガード貼るようならNBが撃てる。
結論、下強ガードさせたらガードで前回避とジャンプと暴れを咎めて固めて、散々やって動けなくなったところをNBで割ったりマベコンで飛ばしたりする。
そんな感じでどうでしょうか。けっこう難しそうだ。
ちなみにルキナだとマベコンの早期撃墜がないので相手が暴れやすくなる。マルスの強いところなのではなかろうか。そうでもないか。
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