僕がこの世界に足を踏み入れたのは,小学6年生の頃だった.
右も左もわからないまま,ただがむしゃらに戦い続けた.
そんな僕を支えてくれたのが,君だった.
どんなに苦しくても,どんなに負けても,君となら乗り越えられる気がした.
一緒に歩み,一緒に強くなり,そして——ついにVIPの扉を開いた.
あの日の喜びは,今でも胸に刻まれている.
でも,時間が経つにつれ,僕たちは少しずつ違う道を歩くようになった.
気づけば,僕は新しい世界に踏み出し,君もまた,別の場所で輝いていた.
振り返ったとき,そこに君の姿はなかった.
けれど,不思議と寂しさはなかった.
だって,僕たちは今も変わらず,それぞれの場所で戦い続けている.
違う景色を見ていても,きっと同じ空の下にいるから.
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