スマブラSPも発売からはや6年が経過した。
発売当初はリンク一筋で「リンクを剣士キャラとして使いたい」とキャラや立ち回りに理想を持っていた筆者も、数々の経験や助言を得て、「やりたい立ち回りをやれるキャラ、相性補完の良い組み合わせ」を考えるようになっていた。
しかしながらキャラ相性の良し悪しというものを中々把握できず、複数のキャラを揃えていても結局誰を出せば正解なのか分からないまま雰囲気で選出するばかり。相性補完もよく分からないので、取り敢えず見た目が映える組み合わせを並べてみたりと迷走もした。そうこうするうちにスマブラからも遠ざかり、気がつけば候補に挙げた無数のファイター達が無造作に手元に残されていた。
そんな中1年ぶりにオフ大会へ参加することとなり、良い機会だからキャラ選の基準を考えてみよう! と思い立ったのであった。
その時点で使用キャラの候補は①ウルフクラウド、②ピット(ブラピ)ソラ、③フォックスリンクの組み合わせ。ペアの前者が攻め寄りで後者が迎撃寄りのイメージで、数字の小さい順に操作がシンプルかつワンチャン引きやすい代わりに複雑な立ち回りが難しい、という印象。
ここまでは既に考えていたが、「相手が◯◯だった時に誰を出すのか?」の部分が長年放置しっぱなしだった。しかし今から各キャラの全相性なんてとても覚えていられない。ならば大雑把に分類してシンプルに整理してみよう! という経緯から、今回の理論に辿り着くこととなったのであった。
1.インファイター
スタンドでいう近距離パワー型。
当初の分類ではコンボ系、剣士、重量級とそれぞれ別カウントだったが、相性が多分大体同じなので最終的には全員一纏めとなった。
2.超リーチ
スタンドでいう遠隔操作型。
こちらも当初は長リーチと弾幕キャラで別カウントだったが一纏めに。一般的な剣士より長いシュルク辺りからこの扱い。
3.スピード
速いキャラ。以上。
そしてこれらの3要素をある程度網羅しているとスタンダードキャラといえる。逆に分類に悩む特殊なキャラ、例えばネスリュカやピチデジ、村人しずえなどはよく分からないのでスルーした。
肝心の相性だが、インファイターは超リーチに接近を拒否され逃げられ辛い。超リーチはスピードに潜り込まれて辛い。スピードはインファイターに立ち回り有利だけどワンミスで逆転されて辛い、という3竦みな印象だ。
言葉にすると小学生並みの感想だし、実際にはピンポイントで刺さる相性だったり分類が難しいキャラもいるだろう。それでも、キャラ相性を一から覚えたり、有利という言葉だけで理由も分からず選出するよりは、キャラ選や立ち回りの指標となる基礎として整理して良かったと感じた。
例えばシュルクは素では超リーチだが、疾翔でスピードや斬撃でインファイターの要素を得て相性を補完できる。ジョーカーは普段はスピードだが、アルセーヌ状態ではインファイターと超リーチ(飛び道具)の要素が強化されてハイスタンダードなスペックとなる。こういう取っ掛かりができると、そこから一歩踏み込んだ分析へと進めていけるだろう。
試合中においても、相手キャラの分類ができていれば苦手な部分を突いたり逆に相手の得意な場面で即座に引いたりと、立ち回りに軸ができて戦績も安定する。特になんでもそこそこできるスタンダードキャラにおいては殊更重要なポイントだろう。
ここで最初の持ちキャラを分類してみると、インファイターはソラ、超リーチはリンククラウド、スピードはフォックスウルフ、スタンダードがピットブラピとなった。
3竦み理論でスタンダードキャラを入れない場合は3キャラ揃えないと完全な補完はできないため、改めて組み合わせを考える必要があるだろう。個人的な拘りとしてやはり見栄えも気にしたいので、カラー選択も必須だ。悩ましい所だが、この時期になって尚持ちキャラに変化が訪れるとは思っていなかったので、新鮮な気持ちでワクワクもしている。久々のオフで試してみたいキャラもいるので、時間一杯楽んでくる所存である。
追伸
本文中に書き損ねてしまったが、自分の中では上記3竦みのイメージとして今は亡きくそげのクラスがピッタリだった。
インファイター→ウォリアー
超リーチ→ソーサラー
スピード→スカウト
こういう自分にしっくりくるイメージができると、咄嗟の場面でも混乱せずに瞬時に判断できるだろう。
3竦みといえば、とあるジャンプの剣道漫画にて
飛び込み技→グー
返し技→パー
フェイント→チョキ
という表現があり、これもスマブラに通じる概念として自分のイメージに使っている。
スマブラは一般的な格闘ゲームと比べてできることの幅が広いが、広いからこそ、こういったカテゴライズやイメージ化により理解を深めて、一つ一つの行動の理由付けが大切なのではないかと思いましたまる
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