BGM
ラグライム・オソヘ
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久しぶりに書きます。
原作のネタバレあるので注意。未プレイの人は読まないべきです。
forでは最初リストラされてたから、触ってみたいなあと思いつつ諦めてたキャラ。
性能的にはネスより好みだけど撃墜が難しい。
MOTHER3は発売前に情報を掴んでたからすごーく楽しみにして待ってたのを覚えてる。
限定仕様のGBミクロとソフト、フランクリン・バッヂがセットになった限定版を、お小遣いつぎ込んで予約した。2万円くらいだったかな?
あとお忍びどせいさんのストラップも初回特典でついてたかも。
このゲーム、今までのシリーズをひっくり返す勢いで悲劇的で、結構ストレスを感じながらプレイする場面が多かった。
家族としての物語も悲劇的なんだけど、素朴な世界と人の近代化による変化が特に不気味。
逆に変わらない人にはほっとしたり、いい意味でも悪い意味でも生々しい。
ポーキーも2の終わりではもっと不敵な感じだったのに、痛々しくて、哀れで、思わず絶対安全カプセルを転がしてしまう(◇あ そーれ コロコロ~)。
でもこれでもストーリーはマイルドになったらしい。
たしかにインスピレーションを受けたアゴタ・クリストフの悪童日記三部作(すごく面白い)もかなり暗い話だったから、もっと悲惨でもおかしくないのかもって思ってしまう。
ポーキーのことについても掘り下げておきたい。
たぶんこのゲームが全体的に悲喜劇として進むのは、ポーキーのせいなんだと思う。
こんなにひどいことをしてるのに、それぐらいしか楽しみがなくなってしまったというのもすごいし、あまりにもひねくれてるせいで結末で倒すこともできないラスボスになってしまったのもすごい。
あとあの悪趣味なニューポークシティもすごい。本当にこんなものをいいと思ってるのだろうか。
にもかかわらず、ともだち(ネス)のヨーヨーを大事にガラスケースに入れてたり、ネスゆかりの物を大事にディスプレイしていたり、憎めない。
もしネスとポーキーが隕石を見に行った夜、ポーキーもネスの仲間として選ばれていたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。
個人的にMOTHERシリーズからもう1キャラ参戦するならポーキーはわりとアリなんじゃないかと思う。
敵の存在が1・2に比べて色濃く描写されていて、絶望感が強いのも特徴的だった。
テーマの1つであるため敵キャラは全体的にキメラが多くて、それもまた居心地の悪さを感じる。
キメラは基本的にあんまり好きじゃなかったけど、ポンプさん、ドライやん、バケツきょうだいは大好き(こういうのでいいのに!)。
キメラじゃないけど、個人的にはしっとにくるうベースとかが2の雰囲気あって好きな敵キャラ。
あとブタマスクは癒しだったな。悪いことしてるんだけどおバカで憎めない。
DCMCのファンだったり、ポークビーン貸してくれたり、いいヤツも結構いた。
個人的に今から有給ってことにして逃げていく時があるのが好きだったなあ。
結構敵についても多角的に描写してくるゲームだったと思う。アンビバレントな感じ。
それこそポーキーもそうだし、ヨクバとか、クラウスも、単純な敵じゃない故の重さがあった。
特にクラウスは戦闘の仕組みからして敵じゃないという一貫性があって良かった。
でも確かに、戦いたくない。
敵と言えばこのゲーム、バトルがかなり面白かった。
通常攻撃がリズムゲームになってるシステムで、音楽好きにはたまらない。飽きない。
苦手な曲を図鑑で練習出来るのも楽しかった。家庭の事情・第2楽章とか繋ぎの部分が結構難しかった。
バトルに音楽要素取り入れてるせいか、BGMが250曲くらいある上ほとんど全部サウンドテストで聴けるのもすごかった。
特にラグタイム・オソヘが好きで、耳コピしてよく弾いてた。
PSIの種類も増えてて、サウンドバトルで削りつつ、リフレッシュとかカウンターとかで長期戦するのが楽しかった。
PSIのエフェクトもMOTHER2から正当進化しててかっこいい。
スマブラの6角形のエフェクトも原作に近いアレンジですごくいい。やっぱり超能力は幾何学的なエフェクトが似合う。
スマッシュ溜めてる時のエフェクトはなぜかハイパーヨーヨー的未来感を感じる。自分でも何言ってるのかよくわからないけど。
やはりどちらかと言われると、1や2の方が好きなんだけど、3もこれはこれでかなり達成感のあるゲームだった。
MOTHERシリーズにはただゲームをしているのとは違う感覚があって、1と2には旅情感があった。
3にはそれがなくて、代わりに箱庭の中での変化があった。
1つの場所が舞台だから、そこには生活があって、人間関係が掘り下げられて、しがらみもあって、その分生々しさが増して、それがMOTHER3の魅力なのかな。
なぜか、ゲームをしているというより観劇している気分になる。やっぱり群像劇だから第三者としての視点が強くなるんだろう。
リュカの技で特に好きなのは空Nと空前。
空Nはバリアを張りながら攻撃してる感があって楽しい。綺麗に運べると爽快だし。
空前は相手のジャンプに合わせたときの痛そうなヒットストップが何とも言えず、良い。
意外と高%でも撃墜できないのがもったいない。これで撃墜できたら強すぎるのかなあ?
このキャラ使ってると大体撃墜に困ってるせいで、なかなか勝てない。
弱とか下強とかワイヤー当てから狙いたいんだけど難しい…。掴みをちゃんと通せるようになればもっと勝てるようになると思うんだけど。
間合いもよくわからなくて、遠目で引きながらちくちくもできるし、近接も揃ってるけど、空間制圧力が高いキャラ相手(クラウドとか)にはどう立ち回るべきか迷ってしまう。
リュカで丁寧に立ち回って負けるのに、ネスでごり押して勝てたり。
立ち回りの強さを評価する傾向があるので、リュカのほうが汎用性あって強い気がしてるんだけど、ネスとリュカはどっちが強いって思われてるんでしょう。人それぞれで割れそうな感じがするので、2人ともいいバランスで成り立ってるのかも。
7章の仮面の男の対戦の前にブタマスク大佐と中佐がいるので何回か負けました。強すぎて方法間違えてるのかな?と思ってるくらいでした。これからもスマブラ頑張ってください。