「できるます。しーるど わったり あるいたり どせいさんです。」
あ、こんにちは。
スマブラ Advent Calendar 2016の企画に参加してます。5日目にして遂に益体も無い記事が登場しました。
テーマはタイトルの通り、なぜスマブラのどせいさんにはシールドブレイク能力が付与されているのかについて考察します。
わりと不思議に思う人も多いのではないでしょうか?
スマブラのアイテムは大抵原作再現力が高いのですが、どせいさんは原作でシールドを削るようなキャラではありませんし、見た目から効果が想像できない人も多いと思います。
やりこんでない人だとその恐ろしい効果に気づかずに「なんだこのかわいい生き物は?」で終わってしまう可能性もあります。
実は私自身MOTHER2をプレイ済みにもかかわらず、DXをやっていたときはそのぽてんしゃるに気づいていませんでした(戦いに巻き込まないために保護していたせいもありますが)。
結論から言うと一言で終わってしまうので「様々な角度からどせいさんについて語る」という名目の文章の水増しを行います。
1.スマブラにおけるどせいさん
1-1.どせいさんの分類
どせいさんはアイテム(投擲系)という分類です。
初出はDXからで、forまで無事採用され続けています。
1-2.アイテムとしてのどせいさんの効果・特性
・シールドを割る
・シールドを貼ってない状態では当たると7~8%のダメージ
・ふっとばし力は非常に弱く、撃墜するためには800%近く溜まってないと撃墜できない
・誰かが持つまで歩き回り、他のアイテムを押す。タルとか箱は押せません。あらあら。
・敵に当てると「ぷー」と言う
・見てると癒される
・かわいい
1-3.1on1におけるどせいさん
大会やスマメイト、ガチ部屋等ではルール上「アイテムなし」という場合がほとんどです。
しかし、どせいさんの場合ピーチが下bで引っこ抜くことで登場することがあります。
引くと大体あ……ってなって固まります。
2.原作(MOTHER2・MOTHER3)におけるどせいさん
2-1.そもそもどせいさんとは?
どせいさんとは、辺境の谷サターンバレー(3ではどせいだに)に住む謎の種族のことを指します。
どせいさん語という独特の言葉を話します。ぽえーん。
姿形はみんな同じです。名前もみんなどせいさん。以下MOTHER2のどせいさんの言葉を引用します。
「ぼくらは いつでも げんきですけど こんにちは。じぶんは どせいさんと いうものですよ。ここは みんな どせいさんなんです。」
「やったね。(主人公の名前)! いい なまえだね。ぼくたち なまえ ないんだよ。みんな おなじ。」
また、とても親切です。無料でからだをなおしてくれたり、泊めてくれたり、くわがたくれたり。
作中でもどせいさんとはなんなのか明示されていないため、そういうひとたちという認識でおっけーです。
2-2.弱者としてのどせいさん
どせいさんは決して強い存在ではありません。
MOTHER2では仲間が誘拐されて工場で働かされているにもかかわらず、嘆くことしかできません。
またどせいさんは社会的弱者として(扱われるような要素を含んでいるひと)描かれています。
例えば、ある村が「何でもブルーに塗ることで幸せが訪れる」という教義を掲げる宗教(ブルーブルー教)に染まっちゃうんです。
その村では家具も車も果物も木の葉っぱも牛でさえブルーに塗られているんですけど、どせいさんが住んでいる家が一軒だけあって、その家は赤いんです。
この場合悪い宗教に嵌っていないということなのでいいことではあるんですけど、良くも悪くも周りに適応することができないんですね。
だからこそ人里離れた谷に住んでいるんだと思います。
独特の言葉づかいや容姿も社会では「普通ではない」と排斥されがちです。
生みの親曰くどせいさんはイノセントの象徴なのですが、臨床心理学では「純粋な人ほど社会に適応することが難しい」と言われています。
どせいさんはまさにそういう存在だと思います。いい人過ぎるんですね。
ちなみにこの項で書いたことはどせいさんの短所ではありません。単にそういうパーソナリティだというだけです。
2-3.どせいさんのぽてんしゃる!
上述の通り、どせいさんというのは社会的に見るとか弱い存在ですが、実はものすごいぽてんしゃるを秘めています。
実はものすごく科学力が発達していて、ゲームの終盤でその力を発揮するのです。
このものすごくというのは本当にすごくて、ワープとかタイムトラベルとかそういうレベルのとんでも科学の域に達しています。
おそらくスマブラの大抵の技を科学力で再現できるのではないでしょうか?
スマブラではリュカの登場シーンにその力の一端を垣間見ることができます。
リュカが登場時に乗ってくるどせいさん型の走るちゃぶ台はどせいさんが開発した乗り物です。4人乗りで車並みのスピード出ます。
適応できない・苦手な人が実はすごい力を持っていることもよくあることですね。サヴァン症候群とか。
3.なぜスマブラのどせいさんはシールドを割るのか
以上を踏まえ結論:一見弱いが実はすごい能力を秘めているというコンセプトを再現したから。
どせいさんは投擲アイテムとして見ると一見弱い(ふっとばしが少なく、ダメージも低い)と思われがちです。見た目もかわいいだけだし。
しかし、実はシールドをブレイクするというこのゲームにおいて破格の能力を持っているわけです。
しかもforでのどせいさんは当たったら即割ります。今では踏みコンもかなり開拓されているので下手したら低%でも即死です。
これらの特徴はまさにどせいさんというキャラのコンセプトを再現しているのではないでしょうか?
以上で考察おわります。ぐんまけん。
ちなみに明日も記事を投稿予定ですので、良かったら読んでください。
また、記事の一番上にもリンク貼りましたが、スマブラ Advent Calendar 2016から今までに投稿された記事が読めます。
あとその2にはまだ空きがあるようなので書いてみるのもおすすめですよ~。
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