正直者と偽善者

むかし友達の家でスマブラをしようと、コントローラーを持ち友達の家に行こうとしていました。
しかし、途中で手が滑ってしまい持っていたコントローラーを池に落としてしまいました。
オレは途方に暮れてしまい、シクシク泣きました。
このままだと、ほかの友達だけスマブラし、オレひとりで人狼をするしかなくなってしまうからです。
すると池の中から突然女神様が現れ、驚いているオレにこう語りかけました。




オレ「ああ、しまった。スマブラのコントローラーを池に落としちゃった。どうしよう…」


女神「テレポート!」


オレ「!!」


女神「こんにちわ。何かお困りの様ですが?」


オレ「あ、あなたはパルテナ様ではないですか!実は、スマブラのコントローラーをこの池に落としてしまって、困っていたところなのです」


女神「ふむふむ、なるほど。そうゆうことですか」


オレ「ああ、もうおしまいです、このままだとスマブラができません…」


女神「本気、出してもいいんですよ?」


オレ「え?」


女神「はいどうぞ」


オレ「こ、これは?」


女神「あなたが落としたのは、この黒色のプロコンですか?」


オレ「え…」


女神「どうなのですか?」


オレ「あ、いえ…違います。その黒色のプロコンではありません」


女神「では、こちらの白色のプロコンですか?」


オレ「いえ、それでもありません。そもそも僕はプロコンを使用していません」


女神「そうでしたか。では、このゲームパッドですか?」


オレ「いえ、違います。ゲームパッドは友人の家のWiiUにセットであります」


女神「…正直者ですね。あなたが落としたのはこの新品のGCコンですね?」


オレ「……残念ながら、僕はGCコンも使用していません」


女神「な、なにを言っているのですか。スマブラで使うコントローラーなんて、もう他にはないはずでしょう!」


オレ「いえ、まだあります。パルテナ様がおっしゃっていないもうひとつのコントローラーが」


女神「そ、そんな。あとこの池に落ちてきたのは、このリモコンぐらいしか」




オレ「あ、はい(涙目)」


女神「え、はい(困惑)」








オレ「ああ、やべ。スマブラのコントローラー落としちゃったよ、まじさいあく」


女神「テレポート!」


オレ「!!」


女神「こんにちわ。何かお困りの様ですが?」


オレ「(おっぱい大きいね)パルテナ様!あのさ、さっき間違えてスマブラのコントローラーこの池に落としちゃったんだよ」


女神「ふむふむ、なるほど。そうゆうことですか」


オレ「このままだとオレだけスマブラできなくなっちゃうよ」


女神「本気、出してもいいんですよ?」


オレ「え?」


女神「はい」


オレ「え、これって!?」


女神「あなたが落としたのは、この黒色のプロコンですか?」


オレ「え」


女神「どうなのですか?」


オレ「違う。これじゃねえわ」


女神「では、こちらの白色のプロコンですか?」


オレ「白はあんたのパンツの色だろパルテナさん。オレ、プロコン使ってねえんだよ」


女神「そうですか。では、このゲームパッドですか?」


オレ「パルテナさんww本気でいってるんすかwwwwこれからダチのWiiUでスマブラするのに、別でもうひとつゲームパッド持ってくとかまじ草なんすけどwwwwwww」


女神「…正直者ですね。では、あなたが落としたのはこの新品のGCコンですね?」




オレ「それです。助かりました」


女神「このピンクのリモコンぶつけるぞ」








オレ「ああ、しまった。スマブラのコントローラーを池に落としちゃった。どうしよう…」


女神「テレポート!」


オレ「!!」


女神「こんにちわ。何かお困りの様ですが?」


オレ「あ、あなたはパルテナ様ではないですか!実は、スマブラのコントローラーをこの池に落としてしまって、困っていたところなのです」


女神「ふむふむ、なるほど。そうゆうことですか」


オレ「ああ、もうおしまいです、このままだとスマブラができません…」


女神「本気、出してもいいんですよ?」


オレ「え?」


女神「はいどうぞ」


オレ「こ、これは?」


女神「あなたが落としたのは、この黒色のプロコンですか?」


オレ「え…」


女神「どうなのですか?」


オレ「あ、いえ…違います。その黒色のプロコンではありません」


女神「では、こちらの白色のプロコンですか?」


オレ「いえ、それでもありません。そもそも僕はプロコンを使用していません」


女神「そうでしたか。では、このゲームパッドですか?」


オレ「いえ、違います。ゲームパッドは友人の家のWiiUにセットであります」


女神「…正直者ですね。では、あなたが落としたのはこの新品のGCコンですね?」


オレ「……残念ながら、僕はGCコンも使用していません」


女神「な、なにを言っているのですか。スマブラで使うコントローラーなんて、もう他にはないはずでしょう!」


オレ「いえ、まだあります。パルテナ様がおっしゃっていないもうひとつのコントローラーが」


女神「そ、そんな。あとこの池に落ちてきたのは、このリモコンぐらいしか」


オレ「パルテナ様、僕はリモコン横持ちでスマブラをしています」


女神「え」


オレ「お恥ずかしい話ですが、僕はリモコンでスマブラを始めてしまってからというもの、リモコンでしかスマブラができない体になってしまいました。たしかにプロコンやGCコンの方がさまざまなテクニックを使った戦いができるかと思いますが、僕はリモコン十字キー半押しという新技を開発し、独自の立ち回りでスマブラをしています」


女神「なんと…」


オレ「僕の"相棒"は、ピーチやプリン、ましてや水谷豊なんかではありません……このリモコンなのです」


女神「…」


オレ「すみませんがそのリモコン、いやマイフレンドを返していただけませんか?」


女神「……わかりました。それと」


オレ「何でしょう?」


女神「この新品のGCコンもあなたに差し上げます」


オレ「え?」


女神「あなたは正直者で、コントローラーに対する全ての想いを私にさらけ出してくれました。リモコンだと大会で使用が禁止されていたり、アピールボタンがひとつしか割り当てられないといった困難がいくつもあることでしょう。ぜひ、このGCコンで己の力を磨き高みを目指してください」


オレ「あ、ありがとうございます。オレ、がんばります」


女神「幸運を…」




オレ「正直にしてるといいことってあるんだな。…よし。せっかくだから、このGCコンを使って練習をしてみよう。まずはTANIステだな、あと空ダも4式できるようにして、アピールメッセージも4つ考えて…」






オレ「あ、接続タップねえ」


~~~~~~
【WiiU:1500→1500】
【3DS:1500→1087】
リモコン横持ちだったら大会にもでれないのか。…リモコンでスマブラできるようにしたのは誰なんだ。有線でやるなら2階にいけないのがいたい。


2017年1月22日 18時00分に投稿

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