ミラーについての個人的見解

スマブラをしているときにミラーという言葉を聞いたことはないだろうか。
ミラーとは日本語で鏡、つまりは自分と同じ状況であること。スマブラにおいて、それは同じキャラクター同士が対戦することを一般的に指す。


スマブラにはMiiファイターを含めて、全部で58ものキャラクターがいる。
一見すると58キャラクターの中から互いに1体ずつ選択し、ミラーになる確率はかなり低いものと思われるが、スマメイトの神機能である『使用キャラクター別にプレイヤーを抽出する』という機能を使ったところ、使用キャラクターに結構な偏りがあることが分かった。
第11期スマメイト(WiiU)で例を出すと、クラウドの使用人数が113人、Miiファイター剣術が2人といった極端な結果が出ている。使用するキャラクターによっては、ミラーを経験したというプレイヤーもそう珍しくはないはずだ。


さらにスマブラforWiiU/3DSでは、各キャラクター8種類のカラーバリエーションがある。
これは、最大対戦人数8人(WiiUのみ)が同じキャラクターを使用した場合に、互いを認識しやすくするために設定された項目で、みなさんもお気に入りのキャラクターのカラーバリエーションがあるのではないかと思う。


結局何が言いたいかというと、オレはこのスマメイトを始めてミラーというものについて大きく学んだことがあり、それをつたない文章ではあるが、実際に起こった例をあげてみなさんへ説明しようと思う。
今後のスマメイトにおいて、ささやかだが参考になれば幸いである。


ある日、オレはスマメイトのレーティング対戦で、最近使い始めたばかりのピーチで対戦していた。
自分なりにいけると思ってスマメイトで使用したものの、立ち回りやキャラの強みについていまいち理解していなかったため、スマメイトの強者達になすすべなく敗北を繰り返していた。


途方にくれたまま、ひたすら対戦しているとレート1500を持ったレーティング初対戦の方と対戦することになった。
ルールを把握しているかステージ選択は大丈夫かなどと余計な心配をしつつ、とりあえず対戦開始を押した。


慣れない戦場の台が映し出され不安に思っていると、対戦相手のキャラクターが同じピーチであることに気づいた。
ミラーである。
互いにたくさんあるキャラクターのうちの1体を選択し、少ない確率での対戦が今ここに決定した瞬間である。


特に、ピーチミラーは珍しかった。
ピーチを使って50戦ほどしていたが、いまだ誰ひとりとしてピーチを使用してきたものはいなかったのだ。


オレは驚きと同時に湧き上がる嬉しさを抑えつつ、ミラーをした。自分のピーチがどこまで通用するか分からないが全力で立ち向かった。


結果、2タテという圧倒的大差をつけられ対戦が終了した。
しかし、オレはどこか興奮していた。相手のピーチが、見たこともないようなコンボや浮遊テクニックをしてきたのだ。


もっと見たい、もっと対戦したい。
オレは、2戦目に備えピーチを再び選択しようとしたとき、ふと思った。


相手のピーチも赤いドレスを着ていたなと。


だからなんだ童貞、ドレスよりもパンツの色が大事だろうがというお声が聞こえてきそうだが、実際にプレイしてみるとこれが結構見づらい。


キーコン設定により、たとえ同じカラーであっても見分けはつくようになってはいる。ところが、同じカラーのピーチ2体が激しい戦いを繰り広げていると、一瞬見分けがつきにくい、ピーチとピーチが激しく戦うってなんだか少しいやらしくはないかと思ってしまう場面があった。


現に、対戦を開始したとき互いにカブをぬいたあと崖へ一目散に向かうという、ミラー憲法第9条に記載されているお決まりのミラーあるあるも経験した。


よって、ミラーかつ同じカラーバリエーションはとても見づらいゆえに対戦にも支障が出る。
さらに、なぜかオレのピーチのほうがどす黒くなり、モブピーチのような扱いを受けたのも少し気に食わなかった。


そこでオレは考えた。自分も相手も最高のピーチミラーをするには、カラーバリエーションを変えねばと。
ここでピーチのカラーバリエーションを見てみることにしよう。


カラー1:ノーマルカラー
カラー2:デイジーカラー
カラー3:
カラー4:
カラー5:
カラー6:白(ウェディングドレス)
カラー7:と白(ファイアピーチ)
カラー8:
※オレと対戦者はカラー3のを選択して対戦した。


またこのままだと、お互いカラー3同士を選びかねないので、オレは直感でカラー8の黒を選択しようと考えた。
マリオやヨッシーやロゼチコ、パルテナやゲムヲなどにも黒のカラーバリエーションがあり、黒はカラーバリエーションの基本ともいえるカラーであると思ったからだ。
ん、何だろうか?ゲムヲはデフォルトがそもそも黒じゃないかって?そういったひねくれた考え方をしたあなたは、童貞じゃないんですか?チョコはもらえたんですか?え、僕ですか?サボテンをもらいましたよ。


申し訳ない。話がそれてしまった。
結果として、黒は玄人向けイメージがあったため童貞殺しでおなじみのカラー6白を選択することにした。
(対戦相手が童貞、はたまた男性か女性かすらわからないが、スマブラーの大抵は童貞という噂を耳にしたこともあり白にした)


ふと、ここでオレは思った。相手も同様にカラーバリエーションを変えてくるのではないだろうか。こんな不安が脳裏をよぎったのだ。


カラーバリエーションについては、2つのタイプがいると思っている。
カラーにこだわりがある人と全くこだわりがない人の2つのタイプだ。


自分は後者であり、ゼロサム様の肌の露出が変わるあのバリエーション以外に関しては特に何でもいいと思っている。
カラーで性能が変わるなんてことはないし、正直変えるのが面倒だ。


しかし、カラーにこだわる一族のみなさんはほんとうにすごい。


黒トリン、赤ゼロサムなる言葉があることをご存じだろうか。
まるで、ジャニーズの担当やアイドルの推しメンのような使い方をしているをたまに見かける。
逆に言えば、それだけ使っているキャラクターに愛着や相棒としての強い思いが込められていると言えなくもない。


果たして、このピーチ使いの人はどちらの人種だろうか。
オレはこの人の強さや使い込み具合を見る限り、カラーにこだわる一族と予想した。


そうして、童貞殺しの白ドレスを着たピーチで対戦OKを押し、相手の対戦完了まで待った。
対戦相手がなかなか準備完了にならない。もしや予想と反して、相手もどのカラーでいこうか迷っているのだろうか。


…いや少しお待ちいただきたい。もしこれでまた同じカラー同士のピーチになったら、それはそれで逆にすごいのではないだろうか。
お互いの相性抜群、はたまたセッ〇スパートナーにまで発展してもおかしくないレベルの話ではないか。
もしそうなったら、オレはまっさきに対戦後にこの人をフォローするであろう。そして、チームの相方にしてピーチ&ピーチで頂点を目指したい。
そうだな、チーム名は『右のおしり、左のおしり』これにしよう。
キーコン名はオレがライトヒップで、相方をダークヒップにして、え、レフトヒップじゃないんすか!という相手の驚きの心理も含めた作戦といこう。


そうこうしているうちに画面が暗くなり、対戦が始まった瞬間オレは目を疑った。
大剣を持った見たこともない男が襲いかかってきたのである。


------
【WiiU:1500→1500→1500→1500→1500→1500→1500】
【3DS:1500→10871042958892756868


2017年2月19日 19時23分に投稿

お気に入りしたユーザー

コメント

コメントはありません。