オレ「マスターいつもの」
店主「今日はペースが早いですね。何かあったんですか?」
オレ「うーん、ちょっとスマブラのガチ部屋で思い出したことがあってさー…」
店主「聞かせてもらっていいですか。悩んでいるようでしたら言葉にするとスッキリしますよ」
オレ「…じゃあ聞いてくれ。あれはWiiUスマブラ買って、3週間くらいたった頃だったかな…」
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「よし、ガチ1on1いってみよう」
WiiUの操作にもだいぶ慣れてきて、オレは初めてのガチ1on1部屋にいくことにした。
当時、周りの友達とガチ1on1の勝率を競うというのが流行っていて、勝率に全神経をかけていた時期があった。
「オレの初めてのガチ部屋。シークとかソニックとかくるなよ!」
典型的な強キャラに怯えていたチキンなオレは、とにかく勝率を少しでもあげるべく戦いやすいキャラのマッチングを望んだ。
そうして初めてマッチングした相手が繰り出してきたのが…
「トゥーンリンクか…頼む!オレに初勝利を飾らせてくれ!」
正直相性としては微妙だったが、当時のオレとしてはいけなくもないキャラだった。(過去形)
そんな考えをよそに、まさかの2タテを華麗に決め記念すべきガチ部屋初勝利を飾る。
「よし勝率100%だぜ!(当たり前)」
続けてこのトゥーンリンクと連戦。またもや2タテでの勝利。
「このトゥーンリンクを狩り続けてたら、オレはクラスで勝率一番になれるかもしれない!連戦だ!」
こんな卑怯な考えをしていたゲスなオレは、これはいい対戦相手と巡り合えたと続行する……がその3戦目。
「ん?ピーチに変えたか。まあいいや、2タテさせてもらうわ」
だが、先ほどのトゥーンとは打って変わってそのピーチが鬼のように強くまさかの2タテされるという結果に。
「…何だこいつ、まあちょっと油断しただけだし、本気だしたるわ」
まるでどこかの学園マンガに出てくるいきり雑魚キャラのようなセリフをはくが、またもや敗北。
「ノーカン!ノーカン!何このピーチ強すぎんだろ……」
トゥーンがまた出るかもしれないと信じ連戦。しかし、またもやピーチが出てきてこちらは手も足も出ない。
「このクズ野郎!さっきのトゥーン出せよ、トゥーン出せ!!!」
暴言を吐きつつもトゥーンは出ず、鬼強ピーチが立ちはだかるばかり。
「あぁ、勝率が…勝率が下がってしまう…」
そのあと5戦ほどやってすべて2タテされ敗北。疲れや苛立ちもあったが、勝率をこれ以上落としたくないという考えから部屋を抜けようとする。
「ほんとこいつクズ野郎だな…オレの勝率こんなに下げやがって……てゆうか、この人なんてゆう人なんだろ?この強さ絶対やばいやつだろ」
部屋を抜ける前に名前を確認しようとプロフ画面を開く。
「ん?このブロックするってボタン、これ押すとマッチングしなくなったりするのか」
ブロックボタンを押そうか迷う。
「最初に弱いと見せかけといて、あとから実は強いとかほんと害悪やんけ。ブロックしたろ」
初めてのブロックボタン押す。
「Xボタン…Xボタン…」
怒りをこめてブロックボタンを押す。
「もうオレの前に現れないでくれ…!」
ポチ
>>>_人人人_<<<
>>> 通 報 <<<
>>> ̄Y^^Y ̄<<<
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店主「それで、ブロックしようとしたら誤って隣にある通報ボタンを押してしまったのですか」
オレ「ああ」
店主「そのことを後悔して悩んでいたんですね」
オレ「ま、まあな…」
店主「でも待ってください。通報ボタンを押したときに必ず、"本当にこのプレイヤーを通報してもよいですか?"みたいな念押しのメッセージが再度出てきませんか?」
オレ「…」
店主「誤操作防止などのためにそういったメッセージがあったはずですが?」
オレ「…」
店主「それが出たのにも関わらず通報ボタンを押したのですか?」
オレ「…このままこんなクズをガチ部屋に野放しにしおくわけにはいかないと思い通報ボタンをだな」
店主「クズ」
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チョーシよくない
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第11期スマメイトキャラ紹介のピーチで一番レートが多かった人です。本人は当然ながら知らないと思うけど、もしマッチングしたらごめんなさいと言いたい
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