ガノンドロフの胸の中

ルフレ「それでは、2017年弱キャラ会議を始めます。出席をとりますので呼ばれたら返事をお願いします」




ルフレ「ゼルダさん」


ゼルダ「はーい」


ルフレ「ガノンさん」


ガノン「はい」


ルフレ「デデデさん」


デデデ「ゾイ」


ルフレ「プリンさん」


プリン「ぷい」



ルフレ「ロイさん」


ロイ「イーヤッ!」



ルフレ「ロイさんそんな大きな声でどうしましたか?あと、返事は『はい』でお願いします」


ロイ「自分でもよく分からないけど、どうして僕がここにいるのでしょうか!?とゆうか弱キャラ会議って一体何なんですか!!」


ルフレ「ここは弱キャラと呼ばれる、その名の通り一般的に弱いと言われているキャラクターが集まる場です。そして今回、ロイさんもめでたく弱キャラとして認定されたので招待いたしました」


ロイ「ウソだ!僕が選ばれるなんて何かの間違いではないですか?それに返事は『はい』でとおっしゃいましたが、はいじゃなかった人、いや人ってゆうかとにかく2人くらい違う返事をしていた人がいましたよ!」


ルフレ「そうですかね?」


デデデ「細かいことは気にするなゾイ」


プリン「小さい野郎プリ」


ロイ「あなたたちのことですよ!」


プリン「ルフレさん、ちょっとお耳を…」


ルフレ「どうしましたか広報担当のプリンさん」


プリン「実は弱キャラ会議の出席者に招待状を郵送していたとき、クッパJr.一味のロイさんを呼ぶつもりだったプリが、何かの手違いがあってファイアーエムブレムのロイさんに通知が行ってしまいましたプリ」


ルフレ「まあ、そうなのですか」


プリン「ただ、結果として彼も弱キャラに該当するかと思いそのまま今回呼んでしまいましたプリが…」



ルフレ「まぁ、問題ないでしょう」


ロイ「イーヤッ!」



ルフレ「またなんですかロイさん?」


ロイ「こそこそ話していたようですが聞こえてますよ!問題ありまくりじゃないですか。勘違いで呼ばれたとか僕は納得できません。同じFEキャラとして何も思わないんですか!」


ルフレ「少しお静かにしていただけませんか」


ロイ「これが黙っていられますか!そ、そうだ、マルス…それにルキナはいないんですか!?」


ルフレ「彼らは弱キャラから除名されたので、ここにはもういません」


ロイ「何だって…」


ルフレ「度重なるアップデートにより、かなりの強化を受けた彼らはもう弱キャラではなくなったのです。今では強キャラ会議の方に出席していることでしょう」


ロイ「そ、そんなバカな…てゆうか会議って何…」


ゼルダ「そこの大きい声のあなた。じゃあ、自分が強いということを証明してごらんなさいよ」


ロイ「え?」


プリン「他のキャラにはない、自分はここが強いってゆうことを話すプリ」


ロイ「え、えっとー、そうですね…」


ガノン「ロイさん、残念ですがすぐに回答できない時点であなたはもう…」


ロイ「ま、待ってください………逆にあなたたちはどうなんですか?そんなことをすぐに言えるんですか?いきなり自分の強みなんてそうそうすぐに言えるわけが…」



ゼルダ「下投げ空上」


ルフレ「同じく」


ガノン「道連れです」


プリ「眠るプリ」


デデデ「ゴルドーゾイ」


ロイ「答えるのが早い!」



ロイ「とゆうか、最後のゴルドーってそんなのありなんですか…」


デデデ「けん制、コンボ、バーストなどに重宝するかなり強い飛び道具ゾイ」


ゼルダ「そんなのありとか言ってるけど、あなた飛び道具はあるの?」


ロイ「い、いえ、持っていません…」


ゼルダ「あなたの強い技なんてないんじゃないの?」


ロイ「そんなはずは………そ、そうだ!僕はNBの最大貯めがどのキャラよりも一番強いです!これでどうですか?」


ゼルダ「それにあたる人はいるの?」


ロイ「いません


ゼルダ「さっき言ったけど、私たちは普段の対戦でも当てることができる技とかコンボのこと言ってるのよ」


ロイ「そうですよね、だいたい相手のシールドが割れた状況でしか当たりません…」


ゼルダ「話にならないわね」


ルフレ「さ、無駄話はここまでにして、これでロイさんもご自分の立場を理解いただけたと思うなのでさっそく本日の議題は…」


ロイ「やっぱり僕、弱キャラなんかじゃ…」


ルフレ「しつこいですよ。リザイア」


ロイ「うっ、まさか同士から体力を吸われるなんて…」


ルフレ「さぁ、ロイさんがおとなしくなったところで本日の議題にうつりましょう。今回のテーマは『DLCキャラ』、つまり課金して手に入れることができるキャラクターについて話し合いましょう」


ゼルダ「DLCキャラって、ほんと私たちにとって脅威でしかないわよね」


デデデ「性能差がありすぎるゾイ」


プリン「お金がかかってるから、プリたちより強いのは仕方がないプリかね…」


ルフレ「それにしてもDLCキャラは強すぎると思います。私は特にミュウツーが苦手で、私より優秀な飛び道具を持ってるうえに反射技まであるなんて反則です…」


ゼルダ「私はリュウが嫌い。こないだネールが昇竜拳にぶち破られたときはびっくりしたわ…」


デデデ「オレさまはあの金髪の少年だゾイ。ゴルドーがまったく機能しないゾイ」


プリン「プリはあの限界クソ野郎プリ。こないだ復帰を強くしろってゆってたやつがいて、思わずゲームパッドをはたくで割りそうになったプリ」


ガノン「やはり私はアンブラの魔女ベヨネッタでしょうか。あの二丁拳銃のせいでなかなか近づけませんし、私の捨て身の一撃も謎の空間によって止められてしまいます。でも私は、私は…あの崖外へ運ばれるあの瞬間が悲しくて……うっ、うっ………」


プリン「泣かないでプリ」


デデデ「な、泣くなゾイ。オレさままで涙が…」


ルフレ「ガノンさんよく言ってくれました。つらかったでしょうね。でも大丈夫です、ここに魔女はいません。ここでの魔女、いえ魔王はあなたです、ガノンドロフさん」


ガノン「うっ、ありがとう……ござい…………ます」


ルフレ「弱キャラばんざーい!」


ゼルダデデデガノンプリン「ばんざーい!」


ロイ「あ、あのー」


ルフレゼルダデデデガノンプリン「ばんざーい!」


ロイ「ちょ、ちょっと」


ルフレゼルダデデデガノンプリン「ばんざーい!」


ロイ「僕もDLCキャラなんですけど!!」


ルフレ「声が大きいですよ、エリウッドさん



ロイ「イーヤッ!エリウッドじゃない、僕はロイ!たしかにちょっと見た目がかぶってるけど………って僕息子だもの似てるに決まってるよ!てゆうか、封印の剣とかFEヒーローズやってない人にとっちゃエリウッドが何なのかさっぱりだよ!わかりやすく画像で説明したいけどスマメイトの日記って画像貼れないし、文字だけで説明するのってすっごく難しいし、ここまで約2000文字くらい書いたけど僕は」



ルフレ「うるさい、トロン」


ロイ「……ぐは」


ルフレ「こんなのがDLCキャラなんて、にわかに信じられません」


ゼルダ「まったく、その剣は飾りなのかしらね…」


ロイ「な、何だと…」


ガノン「剣………」


ゼルダ「どうしたのよガノン。剣をじっと見つめちゃって」


ガノン「………」











―2014年4月某日











サクライ「おう、ガノンくん」


ガノン「おはようございます。マサヒロ先生」


サクライ「最近調子どうだい?元気に魔王やってる?」


ガノン「はい、おかげさまで」


サクライ「ガノンくんさぁ、悪いんだけどXまであったホッピングあるでしょ?」


ガノン「はい、それが何か?」



サクライ「あれね、なくしちゃった」


ガノン「え」



サクライ「何か強い強い言われたからやめちゃった。でも君、魔王だし大丈夫だよね?」


ガノン「(ホッピングって強いなんて言われていただろうか…)」


サクライ「まぁそのうち、スマブラ廃人みたいなガノン使いがきっとホッピングに似た変態技を開拓してくれるはずだから、心配しなくて大丈夫さ」


ガノン「そ、そうですか…。マサヒロ先生、私からもひとつ確認したいことがあります」


サクライ「どしたの?」


ガノン「今作のスマブラでも、私が剣を所持することはできないのでしょうか?」


サクライ「え?アピールのとき持ってるじゃん」


ガノン「あ、あれってカウントするんすか」


サクライ「何がいいたいの?」


ガノン「は、はい、たしかにアピールのとき届かないだろーってくらいに頭上で掲げていますが、やはりアピールとして温存するのではなく、通常の対戦時でも剣を使う許可をいただきたいのです…」


サクライ「うーん、剣ねー」


ガノン「いかがでしょうか?」


サクライ「剣ってさ、正義のイメージない?」


ガノン「…といいますと?」


サクライ「剣を持ってるキャラクターって、ガノンくんの作品にも出てるリンク君みたいに、正義の主人公が悪を倒すために使う武器ってイメージない?」


ガノン「は、はぁ…」


サクライ「他にもマルスくんとか、アイクくんも正義のために剣使ってるでしょ。でも君、悪者だよね?魔王だよね?だったら僕としては常時剣を持たせてあげられないんだよな」


ガノン「お言葉ですが、カービィに仮面をつけたようなやつですら剣を持っていたように思えます。彼は悪者とゆう設定だったはずですが、あれは一体…」



サクライ「あれ、僕の作品だからいいの」


ガノン「あ!」



サクライ「やっぱ自分の作品だからキャラ愛で出しちゃうんだよね。そこらへんスマブラ界トップの僕だからどうにでもなるんだよ。それに剣持たせないと格好がつかないでしょ。メタは剣なしでどうやって戦えばいいのさ」


ガノン「まぁそうですが…」


サクライ「ガノン君、それ以上何か不満があるようなら、最新FEの主人公キャラで剣を持ってるのにモブでしか登場できなかったKロム君みたくなっちゃうけどいいの?」


ガノン「す、すみませんでした…」


サクライ「まあ、何とかなるでしょ。魔王だし」


ガノン「そうでしょうか…。やはり今作から技のバリエーションが増え、私はとても不安に思っています」


サクライ「そう?」


ガノン「おそらく色んな飛び道具や、テクニカルなキャラなどには全く歯が立たないと思いますし、私は、私は…そんな彼らにどう抵抗すればよいのでしょうか






サクライ「拳で」


ガノン「21歳☆」











ゼルダ「な、何今の…」


プリン「いきなり21歳とか叫びだしたプリ」


ガノン「すみません、ロイさんの剣を見てたら少し昔のことを思い出してしまって…」


ゼルダ「21歳って、あんた絶対に21歳には見えないわよ。100年に1度だかってうんたらかんたら時オカのとき誰か言ってた気がしたし」


ガノン「違うんだゼルダ。さっきの21歳ってのは、今年流行ったSNS上でのネタを言ってるのであって、なんてゆうか、時事系のネタを日記で使うのはやはりタブーだったのか…」


ロイ「とにかく、僕は絶対に弱キャラじゃないんです!この会議からも早く退出したいです!」


プリン「まだ言ってるプリよ」


ガノン「…ロイさん、あなたの剣はアピールのときにしか使えないですか?」


ロイ「何いってるんですか、そんなわけないじゃないですか(笑)何ですかこのおじさんは(爆笑)」


ガノン「私はとてもうらやましいのです。剣を使ったリーチの長い攻撃ができて、戦場を駆け回るようなあなたのようなプレイがしたい」


ロイ「え…」


ガノン「でも、ときどき私は剣を持たなくてよかったと思うときがあります。私が剣を持ったら、おそらくゲームバランスは崩壊していたことでしょう」


ロイ「…」


ガノン「今のは冗談ですよ。おやじギャグならぬおじさんギャグです、笑ってください」


ロイ「…ふふっ」


ガノン「そうです、その笑顔です。怒っていたりイライラしてばかりでは結果はついてきません。普段の対戦と……同じことです」


ロイ「あ…」


ガノン「キャラバランスが完璧であるゲームなんてほぼ存在しません。極端すぎるのは問題あるかもしれませんが、強さの違いや相性があってこその対戦ゲームだと私は思っています」


ロイ「…」


ガノン「弱キャラと言われてるけど、皆がまだ知らない強さが隠れているかもしれませんし、そういったことを追及して秘めた戦術で強キャラを倒すのって、すごく面白くてやりがいがあると思いませんか?」


ロイ「…」


ガノン「弱いのは悪いことではありません。弱キャラで対戦するというだけで相手の油断を誘うことができたり、負けたらまずいという大きなプレッシャーを与えることもできます」


ロイ「…」


ガノン「強キャラになかなか勝てないのは事実なのでそこは認めた方がいいかもしれません。ですが、あなたを信じて使ってる使い手とともに成長すること喜びは強キャラではなかなか感じることができないでしょう」


ロイ「そうですね…」


ガノン「あなたの剣は飾りなんかじゃない。その剣で、これから強キャラを倒して下克上といきませんか?」


ロイ「たしかに強キャラとは厳しい戦いにはなりますが、サクライ先生がくれたこの性能を追及して必ずや強キャラに勝ってみせます!」


ガノン「そうです、その意気です」


ロイ「ガノンさん、ありがとうございます。僕は何か大切なものを見失っていたようです。ようやく自分を理解し前進することができそうです」


ガノン「他の剣キャラにはない性能を磨き、強くなりましょう」


ロイ「はい、がんばります!」


???「おっと、弱キャラで剣士キャラのオレも忘れてもらっちゃいけねぇな」


ロイ「な、何だ?」


ガノン「あなたは一体…?」






剣術Mii「オレだよ」


ロイ「えっ、だれぇ?」


~~~~~~
1500[3DSも1500です]
ガノン「会議が終わったら、いつも通りマラソンして汗を流しましょうか」
ゼルダ「そうね、今回は誰が一番になるかしら」
プリン「プリに決まってるプリ」
デデデ「負けないゾイ」
ルフレ「私、アプデで足早くなったみたいなんですよ~w」
ゼルダ「定番の弱キャラギャグね」
一同「HAHAHAHAHA」


2017年12月9日 20時51分に投稿

お気に入りしたユーザー

コメント

コメントはありません。