強い立ち回りと読み合いの関係についてちょっと考察(8)

大分期間を開けてましたが以前の続きです。

前の日記では「立ち回りそのものは悪くないが崖際や着地に難があり、そこをリードされてしまうために試合に負ける」ということでした。

というわけでそういった立ち回り以外の部分を考えていたわけです(人によってはそれら含めて立ち回りだという人もいるかもしれませんが)


で、一部答えが出ていない箇所もあるのですが暫定的なところをまとめます(一度にやると長すぎて自分の気力が尽きるので場面ごとにひとつづつ書き出すことにしています)

ちなみに現在のレートは1680代で、猿を使いつつ上げてきました。


復帰

ガノンは復帰が弱く、基本的に復帰ルートがそう多くありません。

そのためジャンプがなかったり持続の長い技を置かれるだけで復帰を阻止され、ステージに戻ってこられないということが頻繁にあります。

といっても、復帰阻止を中盤などで食らった場合は「1スト差and相手はまだバースト帯でない」というとんでもない不利な状況に追い込まれてしまいます。

そのような場合、よほど実力差があるか、運良くワンチャンをもぎ取った場合などを除き、その試合における勝ち目はほとんどなくなってしまうでしょう。


というわけでどうやっても復帰阻止は回避しなくてはならず、復帰の弱いガノンでどう回避するかという点は試合で勝つために非常に重要というわけです。

じゃあどうやって復帰するのかという点で、自分としては復帰を通す方法が以下の様に4つほどあると考えています。



1. 復帰のタイミングをずらす

これはほとんどのプレイヤーがやっていることだと思いますが、崖下でジャンプなどをし、復帰タイミングをずらすことで復帰阻止をかいくぐる方法です。

メテオ攻撃など単発の攻撃をかいくぐるには非常に優れた方法だと思います。

ただ、ベヨネッタの空NAやパルテナの空NAなどといった超持続の攻撃にはタイミングをずらそうがずらすまいが、こちらのジャンプか上Bに攻撃が当たって復帰阻止をされてしまうということが少なくありません。

つまりこの復帰択は持続があまりない攻撃で復帰阻止をする相手に有効であり、かつ持続のある攻撃で復帰阻止をする相手には分が悪いといえます。


2. 復帰の方向を変える

下からジャンプを使って復帰をする場合、復帰ルートは

・上Bで斜めに復帰する

・ジャンプで崖際に寄り、崖の真下から復帰する

・横Bで横から復帰する


という方法があると思います。

上記のルートに沿って復帰方向を変えるメリットは相手の長所を潰せるということにあります。

たとえばルキナなどは前方向に対して空前という非常に広範囲かつ強力判定の技を持っており、こういった相手に斜めや横から復帰すれば、復帰阻止の餌食になりやすくなるのは必然です。

一方で、その様な場合においても下から復帰をすれば空前をかいくぐることができます。

ルキナの場合は真下に対しての攻撃手段である空下が膨大な後隙と判定のせいで大して強くないため、この場合には復帰阻止をされる確率を大きく減少させることができるというわけですね。


このように相手の復帰阻止手段(空中攻撃)が特定のベクトルに偏っている場合、復帰の方向をずらすことが復帰阻止をかいくぐるにあたって効果を発揮することがあります。

ただしどの方法で復帰しようが超持続超判定の攻撃(ベヨの空NAとか)にはまとめて潰されてしまうため、あくまで空中攻撃の判定方向が偏っている相手にのみ通用するということですね。



3. 復帰ルートを自分で作る

復帰ルートを自分で作る、というのはジャンプ回避をしながら相手の攻撃をかわしたり、ジャンプ空上などを出して相手の攻撃を逆に潰したりすることで復帰する方法を指します。

この方法のメリットは、前述の2方法でダメだった超持続超判定の攻撃を使った復帰阻止に対しても有効であるという点です。

たとえばベヨネッタが崖上から空NAで降下して復帰阻止をしてきた場合などでは、J空上で空NAを潰すことにより復帰をすることができます。

といっても、タイミングがかち合わなければ前隙か後隙どちらかに攻撃が当たって死亡する可能性が高く、おじさんの復帰力の関係上あまりタイミングを変えることもできないので、復帰択としてはかなりリスキーな方法といえるでしょう。


4. 上から復帰してしまう

崖下にいる相手の復帰阻止そのものを拒否してしまう方法です。

あまり崖下に行かないうちに素早くJ上Bをして、早々にステージに戻ってしまうということですね。

これは崖下にいかずにステージに戻るため、崖下に行く復帰阻止すべてに有効であり、そういった意味では最強の復帰択といえるでしょう。


ただしバレると本当に悲惨で、上Bを発動して無防備になったところにスマッシュを当てられたり、空後で吹き飛ばされたりとこちらの%が90くらいを越えていれば、ほぼ確実な死が待っています。

要約すると、上から復帰する択は全ての復帰阻止に対して有効だがバレると死亡するハイリスクハイリターンな択といえるでしょう。

そのためなるべくこの択以外の択で復帰し、ベヨネッタの如く下に行けばほぼ確実におじさんを抹殺できるキャラなどに対してのみ「慎重に」使っていきたいところです。




復帰に関しての雑感はこんな感じです。

ぶっちゃけベヨネッタみたいなキャラには上から復帰か復帰ルートを自分で作るっていうかなりリスクの高い復帰しかできず、そもそも崖に出されないようにするのが重要だと思います。

あとあまりに崖から飛ばされすぎるとおじさんの場合、復帰ルートがジャンプを使って斜めから復帰するというただ1つの択しかなくなるという現象が発生します。


そういうときはどうすればいいんだろうね、もう相手のミスを祈りながら復帰するしかないよね。


復帰方向なんかに関しては適当にやっていると特定のキャラにボコボコにされるということが多々あります(自分は斜めか横から復帰するのが常だったのでルキナやマルスにかなり復帰阻止を食らいました)


今まではそういったことに気を配らず戦ってきたため、特定の相手に復帰阻止を食らいまくるみたいなことがありました。

上記のように復帰ルートを整理し「どの復帰ルートがどういった攻撃に強い、あるいは弱いのかといったことを把握しつつ、相手はどのような攻撃で復帰阻止をしてくるのか」というような点を抑えることで致命的な失点を減らすことができるようになったと思います。


特定のキャラにボコボコ復帰阻止を食らうという方は一考してみては(シークとかワープ系の復帰ができるキャラやマリオみたいに上Bに無敵がついているキャラにはあまり関係ないかもしれませんが)


2018年7月5日 04時39分に投稿

お気に入りしたユーザー

コメント

2018年7月5日 13時51分

上から復帰するってジャンプ後上Bじゃなくて下Bで戻るというのはやめたほうがいいですか?

2018年7月5日 14時17分

ジャンプ下Bを使うことでステージに戻れる範囲であればいいと思いますが、ジャンプ下Bで戻れる距離であれば恐らくジャンプを使わずともステージへのベクトル変更だけで復帰することができると思います。
というのも空中下Bはかなり垂直に近い形で前斜め下へ降下する技で、ほとんど横へ移動しません。
ですからジャンプ下Bをやってステージに戻れる状況=ジャンプを使わずともステージ側にスティックを傾けているだけで戻れる状況 ということが大半なんですね。

そのようにジャンプを使わずに上から復帰できるのであれば、膨大な着地隙が発生し、かつジャンプのなくなるジャンプ下Bを選択して上から復帰をする理由はないと思います(相手が空上などで浮いているこちらを攻撃しようとしてきているとかであればまた話は別ですが)

また万一ジャンプを使わないと上から復帰できないような距離へ飛ばされた場合でジャンプ下Bをしたとしても、前述のとおり下Bの推進方向は垂直に近いですから、ガノンはステージ下に行ってしまうでしょう。
そうなった場合ジャンプ無し&下からの復帰&復帰方向をほぼ変えられないというかなり絶望的な状況になります。

つまりジャンプ後下Bで戻ることは、復帰阻止を食らわないという点においてジャンプ上Bと比較すると横移動距離が短すぎてあまり使えないといえると思います。

長文になりましたが、こんな感じでしょうか。

2018年7月5日 14時26分

わざわざこんな質問に長文で返してくれてありがとうございます!いろいろ分かったので助かりました!