強い立ち回りと読み合いの関係についてちょっと考察(9)

もはやタイトルと全く関係ないことを書いているこの日記なのですが今回の内容は「立ち回り以外の部分で負けないための理屈」ではなく、「立ち回りで負けないための理屈」です。


というのもこの日記の序盤で「どんな立ち回りが強いのか?」という命題の下、必死こいて立ち回りを考えたのにもかかわらず、最近立ち回りそのもので負けているなぁと実感する試合があるのです。

またそういう試合ではダメージソースが崖とか着地狩り頼りになってしまうため、試合に負けるか勝ったとしてもかなりギリギリの試合になってしまうわけです。


しかしーーーー「自分の立ち回りはしっかりとした理屈に基づいて作られている……ほかの立ち回りにボコされることなどあるはずがない……!」というわけで、今回はなぜ強い立ち回りをしているのに負けるのか?という点に関してまとめます。


※当該の立ち回りに関しては(1)と(2)で詳述しているのですが、今回扱っているものを簡単にいうと「相手の間合い外を調節しつつ、攻撃を適当に置き続ける立ち回り」です。


立ち回りで負ける要因

自分なりに考えた立ち回りで負ける要因を整理したものです。

1. いつの間にか攻めてしまっている

優秀な牽制手段を駆使している立ち回りを相手にしたとき陥りやすい点だと思います。

たとえば一部のゼロサムとかリュカの立ち回りですね。

ワイヤーやヒモヘビでこちらの置き技にちょっかいを出しつつ、延々とNBや横Bを打ち続けるみたいな感じです。


そのようなばあい地味にワイヤーで数パーセントずつのダメージを貯められ、ダメージを与えられているというプレッシャーから焦って安易な差し込みをしてしまうというようなことが起こるときがあります。


もちろん、相手の間合いに自分から入って差し込みに行くというのは自分の立ち回りからかけ離れた動きですから、当然グチャグチャの立ち回りで戦わざるを得なくなります。


また冒頭では特定の立ち回りを相手にしたときに陥りやすいと書いていますが、%を若干リードされているときなど心理的に苦しい状況全般で起こりうるため、常に意識しておくことが必要です。





2. 相手がこちらの間合いに入ってウロウロしている

これは最も厄介なパターンで、こちらの下強が届くか届かないくらいかの間合いを保ちつつ、ステステやガード、棒立ちなどで威圧してくるというタイプです。

レート1700を超えるような上位?勢に立ち回りで負けるときはおおよそ全てこれだと思ってます。


この場合こちらの立ち回りの最も秀でた点である「差し込みタイミングを実質的に限定する※」ということが潰されるため立ち回りにおいて何も有利条件がありません。

※相手がこちらの技の後隙および前隙を狩れない状況を作り、技を当てに相手が動いてきたらリーチの長い技を置くという戦法。 相手が動くという行動を目印に差し込みのタイミングを予測・限定することができる。 また万一相手が動いただけで差し込みに来なかったとしても、こちらが技を出しているのは相手の間合い外なので何も問題がなく低リスクという理屈(上位勢相手には通用しないことが割とある)


そもそも下強が届くか届かないかくらいの距離で、適当に技を置いても技を出した後隙を刺される可能性が高いですし、技の発生が間に合わずに前隙に差し込まれてしまう可能性も否めません。

なお、メタナイトなど滅茶苦茶足の速いキャラの場合は下強が全く届かない位置でもこちらの立ち回りがほぼ潰されてしまいます。


つまりこちらの間合いをウロウロするようなプレイヤーには自分の立ち回りの長所が通用しないわけで……こういう場合はホンマどうすればいいんだろうね。

マジの実力が現れるよね。

これ課題だと思うんで次の日記までに何とかします。



3. 詰め行動

詰め行動、とは自分が「勝手に」考えた用語でおもに「技間のFが極端に短く、始動技そのものを避けなければ対応が難しいセットプレイ」の事を指します。

ダックハントやヨッシーなど飛び道具を持つキャラで多く見受けられます。


前者では「NBを前進させる→B(缶)を設置→D掴み」みたいなセットプレイがそれにあたります。

この場合において始動技であるNBをうかつにガードしていると、NBと横Bのガード硬直で瞬く間に掴まれます(ガード硬直を狙ってきた相手の攻撃につかみに掴みを合わせるとかいう猛者もいますがぼくには難しいですし失敗することも結構あるのであまりやる気になりません)

なお、この一連のプレイに対しての正解は人によって異なるとは思いますが、僕はジャンプ回避で避けたりしています。


ほかにヨッシーの場合では「大Jから上Bを当てる→そのまま空NA→弱連打」みたいなセットプレイですね。

この場合空NAから弱連打の反核があるかどうかはわかりませんが、上Bから空NAと弱の間のFはかなり短いと思われ、上Bをガードしてしまうと思うままに攻撃をぶち込まれてしまいます。


そのため攻撃をぼかすか入れられないためには、始動技である上B自体を回避するなどしなければならず、そうでない場合には弱に反撃を取るとか、空NAと弱のわずかな隙に反撃を仕込むとか、かなり正確なプレイ・読みが求められてしまいます。


で、こういったセット行動を認知せずにのんきに対応していると知らないうちに極端に短いFでの反撃、読み合いを強制され続けることがあるというわけです。

こわいね。


4.横方向の素早い差し込み対策ができていない

横方向の素早い差し込みはほとんどどこの距離からでもこちらの後隙を叩くことができるため、当該立ち回りにおいては対策が必須となります。

例を挙げるとjrの横BとかCFのDAなんかですね。


これらは非常にスピードが速く、かつ射程範囲も滅茶苦茶広いため、中距離だろうと何だろうと適当に技を置くと後隙か前隙に攻撃をぶち込まれてしまいます。


そのためこういった技を持っているキャラ相手には下強など適当な技置きがほぼ通用せず、差し込みタイミングを限定するというこちらの立ち回りの長所が潰されやすくなります。


またこれは立ち回り上の長所が潰されるという点において、「2. 相手がこちらの間合いに入ってウロウロしている」と共通している内容でもありますね。





5.特殊な技への対策

バヨネッタの下B(WT)や猿の下B(バナナ)なんかですね。

まあこれはキャラ対策に入る項目かもしれませんが……上記の例であれば両者とも特殊かつ強力な技であるために、個別の対策が必要となります。

なお、対策をしていないと、当然餌食にされます。


ベヨの下Bであれば終点でほかほかがある場合、70前後から下強上スマ満タンクソムーブで即死。

バナナであればガードした後も目の前に居残り続けるバナナをどう処理すればいいか分からず、固まっている間に空前やらフリップやらを好き放題ぶち込まれる可能性が高いです。


こんな感じで一部の立ち回りで使えるような特殊な技は対策が必須というわけです。

まあただそれらをここで全て書くこともできないので、まあこういうのもありますよっていうことで。






たぶんこれらでほぼすべての立ち回りで負けるときの敗因を網羅できている……と思います。

あとは横Bで復帰できると思って復帰したら届かなくて死ぬとか、上Bを出したつもりが反転上Bになって死ぬとか、そういう謎要因および復帰阻止で死ぬとかの部分ですが、まあそれは立ち回りで負けているわけではないのでここには書いていません。


まー結局ある程度のレベルのプレイヤーであれば間合いを維持しつつ圧力をかけるみたいなことしてくるから間合い管理を主体とした立ち回りって段々無意味になってくるのかなーって。

途中で疲れてちょっと雑なところもありますが、まあこんな感じで。


今回の日記は(1)(2)とかの内容をかなり踏襲したものとなっているため、初見の人からすると「何言ってんだこいつ」となっちゃうかもしれませんがまあ個人的な日記なのでそこは勘弁☆


2018年7月7日 18時07分に投稿

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