こんにちは。はやまんだです。
最近キャラの不快さ、そしてナーフの話題を見かけるようになりました。
今回はある事件をきっかけにキャラを不快と言うこと、さらにはナーフの持つ深刻な意味について僕の意見を書きたいと思います。
一応登場人物はAさん、Bさんとします。
1)大会で起きた事件
前作スマブラfor Wii Uで最強キャラと名高いのはベヨネッタでした。あまりの強さと有料追加コンテンツとして登場したことから、当時ベヨネッタへのヘイト発言やベヨネッタ使いへの批判もしばしば見られました。
そんな中ベヨネッタを使って大会で結果を出す人もいて、Aさんもその一人でした。
Aさんはアメリカを拠点にベヨネッタと共に大会で勝利を重ね、若くして多くの強豪プレーヤーを倒していきました。
ヘイトの矛先はAさんにも向き、それでもAさんはそれを受け流しながらベヨネッタと共に成果を出していきました。
そんな中ある大規模大会で事件は起きます。トーナメント中、配信席でAさんが勝ち、後ろからヤジや罵倒が飛んで来ます。するとAさんは大戦相手とのあいさつを終えた後、帰り際にその観客らに中指を突き立てました。この様子もしっかり映りました。
大会が終わりAさんはツイートで謝罪文を書きました。Aさんの行動はあちこちで批判されたようです。僕も当初は批判的でした。
このとき僕は1つの間違いを犯しました。それは大会終了してしばらく後、Bさんの配信でAさんの行動を批判してしまいました。Bさんは僕をたしなめ真剣に注意しました。
僕はその場で謝罪しましたが、今考えてもこれは2つの意味で不適切な発言でした。
1つはBさんの配信に関係ないAさん批判を持ち込んだこと。荒しとしてBANされても仕方ない行為です。
もう1つは批判そのものが検討違いだったこと。今でも浅はかだった自分を恥じています。
確かにAさんの行動はいい行動とは言えないかもしれません。しかし考えてみるとなんでトーナメント中にヤジや罵倒を受けないといけないのでしょうか。はっきり言って選手への妨害です。
大会やコミュニティーが選手を妨害から守りきれなかった結果この事件が起こったのだとしたら、まず反省すべきはAさんへの妨害をした観客ですし、さらに大会やコミュニティーの側でも重要な課題としなければならないはずです。
その後Aさんはベヨネッタ引退宣言をします。ベヨネッタが嫌になったからとしていましたが、しばらくしてベヨネッタをまた使い始め、スマブラスペシャルでもベヨネッタを使っています。
僕はAさんが本当に嫌になったのはベヨネッタじゃなくて、ベヨネッタを使って罵倒され続けることだったのだと思います。こんなことで自分のキャラを捨てることにならなくてよかったと僕は思います。
もし自分が、自分が使うキャラがこのような目にあったらと思うと、本当に怖いです。
2)キャラを不快と言うこと、不快だからナーフというロジック
現在でも「あのキャラ不快だ」とか「あのキャラをナーフしてくれ」と言う意見はツイッターなどを見ればあるでしょう。なかには過激な表現もあります。
公式の話からキャラの不快さも調整の基準になるらしいということも耳にしました。
でも、どのキャラにも使い手がいて、そのキャラと一緒に頑張っている人たちがいて、そのキャラが好きな人もいます。
SNSなどで拡散された「不快だ」とか「ナーフしろ」といった言葉は彼らを含むコミュニティー全体に行き渡ります。
もし、あなたのキャラが色んなところで罵りを受けていたら、そしてそんな中あなたのキャラが公式からナーフされたら、苦しくて嫌な気持ちになりませんか。
もし、あなたが試合中後ろでヤジや罵倒を受けて、怒ってしまったとき、批判されるのがもっぱらあなたとあなたのキャラだったら、つらくて心細い気持ちになりませんか。
もちろんキャラ調整は悪いことではありません。ぶっ壊れたキャラがしばしば出ることも事実です。
しかしキャラにも使い手がいます。キャラの批判もエスカレートしてキャラも使い手もひどい罵倒にさらされた人も出ている中で考えます。
本当にこんな殺伐とした状態でいいのでしょうか。
僕たちがやっているのはとても楽しくて人を笑顔にするゲームだったはずなのに。
僕は一人のプレーヤーとして、コミュニティーのメンバーとして、危機感を覚えます。
3)終わりに
最後にいくつか解決の案を書きます。
公式はナーフされるキャラやその使い手に救済策を与えたらいいのではないか。代わりに他の部分を少し強化したり、イベントや公式の場で色んなキャラのいいところを語るのもよさそうです。
大会やコミュニティー全体でプレーヤーを保護する仕組みも大切だと考えられます。
そして僕も含め一人一人がキャラの背後に人がいることを忘れないのが一番の解決策です。無理にほめる義務はありませんが、人を傷つけないことはゲームに限らず大事なことだと思います。
僕もときには軽率な発言をして人を傷つけてしまうかもしれません。そのたびに僕は自分で反省し、またやってしまわないように気をつけたいです。
この記事をきっかけに不幸な出来事が減ることを願いつつ話を終わりたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。
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