逸話

◆夢を食べる動物

ご存知の方も多いかもしれませんが、東南アジアではバクという動物が夢を食べるなどという逸話があります。

日本でも、似たような逸話があります。
布団などというものがまだ高級品で、ワラにくるまって寝ていた農民たちが、犬と一緒に寝ると温かいので、特に東北では犬は睡眠のお供として重宝されていました。

宮城県の一部の地域では、柴犬が、その特性から「ネム」とも呼ばれていたそうです(今でも方言として残っています)

しかし、江戸末期の頃に、どこからともなく「犬と一緒に寝ると夢を食われる」という話が出まわりました。
この逸話から出たのが「獏(ばく)」という妖怪です。これは、東南アジアから中国(清)、日本へと伝わってきた奇妙な「夢を食べる動物」の絵を、犬と間違えて人々が捉えたことに由来します。
という話はほとんどうそです。


2019年9月22日 00時21分に投稿

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