【ピカチュウ】レート100戦やってみた【7期】


初めましての方は初めまして。
YouTubeピカチュウを使ってスマブラSPを中心にライブ配信や動画投稿をしています、天使霊-アマツカレイ-です!

日記に興味を持ってくれてありがとうございます。
超長文なので、お時間ある方のみ読んでいただけると幸いです。


この日記は、SPでスマブラを初めてガチりだし、第5期レート戦のころにスマメイトに登録した僕が、
5期、6期とメイト勢を雲の上の存在と思いながらも少しだけ触った後、
ついに7期で本格的にレート戦に潜ろうと決心して無事目標だった100戦をこなすことができたのを記念して執筆しています。

メイト初心者の配信初心者がレート100戦潜ったらどういう思考に至るのか?

と言う趣旨のドキュメンタリー的な日記になります。

因みにラスト10戦はYouTubeで配信してましたのでもし興味のある方はアーカイブを是非ご覧下さい笑




さて、レート戦を100戦することは僕に多くの変化をもたらしてくれました。

それらを大きく分けて【4つの項目】にまとめて述べていこうと思います。

この日記がこれからレート戦をしっかりやってみようと思ってるスマメイト初心者の方の参考になったり、ベテランメイト勢が昔を懐かしんだりするきっかけになったりしたら嬉しいです。



0.はじめに

6期はVIPで調子が良いときだけ数戦やって負けたらすぐ止めるみたいな日和ったやり方で、結局20数戦くらいしかやりませんでした。
ですが、その結果、上振れてるところで終わることができて、最終レートは1483、最高レートは1548でした。

これを受け、7期では二つの目標を掲げることにしました。

①最低100試合はする
②最高レート1600達成

結果から言うと、①は達成しましたが、②は遠く及びませんでした。
最高レートは1462、最終レートに至っては1333でした。

この数字その物には全く満足できていませんし、ショボいなぁと思います。

ただし、100戦やりきったことによって、主に4つの観点で変化や発見がありました。

一つ目は、心身のコンディションの重要性

二つ目は、負けないためにするべきこと

三つ目は、勝つためにするべきこと

四つ目は、価値観の変化です。

それぞれを以下で掘り下げていきます。



【1】メンタルと体調(心身のコンディション)はスマブラの強さに直結する


僕の今期のレーティンググラフを、ざっくり見てほしいです。

見ての通り、いきなりガクッと落ちてます。
精神的にも、負けを引きずり、ムキになって、悪循環に陥っていました。

何故こうなってしまったのか?

まず前提として、今期の目標に「最低でも100戦する」というのがあったのですが、個人的にはかなりしんどい数でした。

普段から、病気持ちで、ゲームをやる気力がなかったり、体調崩して寝込んだりしがちだったのもありますが、レート戦という、普段やり慣れない環境や、1600という高い目標によるプレッシャー、緊張感が、一戦一戦の疲労感を更に強めていました。
100戦というのは、例えるなら夏休みの宿題のようなもので、毎日コツコツ少しずつやれば達成は確実だけど、2~3日で片付けるのには無理があるような絶妙な量といいますか、簡単に言うと骨が折れる数なわけです。

ただ、普段配信をしている時間をスマメイトする時間に回せば充分時間も取れると思っての100戦という目標設定でした。

ですがこれは結果的に「数こなさなきゃ」という悪い意味での緊張感の欠如をもたらしてしまったような気がします。

いくら「調子が悪いな」「頭がボーッとして反応が遅れるな」「操作ミスが普段より大いな」と思っても、「こんなことで中断してたら100戦なんてできない。続行だ!」となってしまい、薄っぺらい反省とも言えないような浅い振り返りしかせず、(ときには一切省みず)すぐに次の試合を開始して、また負けての繰り返し。

そうこうしている内に、勝てない自分へのイラつき、無力感が募っていき、「なんとかしなきゃ!」「しっかりしろ自分!」「集中すれば次は勝てるはずだ!」「いや勝たなきゃ!」「何故勝てない!?」「どうしてあそこで反応が遅れた?」「どうしてあそこであの技を振ったんだ?」「どうして大事なところで操作ミスした!??」というふうに、どんどん自分の頭の中が邪念だらけになっていく。
で、結局レート1300台にまで落ちて、心が折れました。
萎えてしまいました。

レート戦をする気が起きなくなってしまったのです。

でも、「メイト100戦!レート1600!」なんて意気込んでみんなに宣言してたのに、この現状なのが辛くて、スマブラをやることすら引け目を感じるようになってしまいました。
更に体調不良も重なって、10日程スマブラから離れてしまいました。
でも、人の心とは不思議なものでホントはスマブラ大好きだから、しばらく間を空けたらまた「スマブラやりたい!」って気持ちになる。

そういうときは思考も前向きになって、不思議と勝率も上がったんです。
急に連勝し出すもんだから露骨すぎて自分でも笑っちゃうくらいでした(笑)


とはいえ、やはり強い人には負けるし、勝てた試合をミスで落とすこともある。

特に後者の場合は連戦で集中力が切れてきているのか、負け出すと、また連敗が続きます。

これが小さい山と大きな谷で形成されたレーティンググラフをメンタルの側面から見たときの正体だと気付いたのは60戦くらいやった頃でした。

それからは、気持ちが乗らない日はやらない、集中力が落ちてきたら中断を心がけました。

ただ、のこり33戦くらいの時、突如第7期終了日の告知が入り、焦りました笑

予想では、テリー参戦の11月に来るアプデに合わせて終了すると思っていたので、このままでは100戦やるという目標すら達成できなくなってしまうと、慌てて体調のよい日に連戦しまくりました。

その結果、100戦することはできましたが、レートは残念な結果になってしまいました。


ただ、100戦やったことには大きな意味かあったと感じています。

まず、やりきったという達成感と自信が付きました。

正直、第6期の調子が良いときだけ数戦(負けたら即終了)という自分のやり方には、セコさを感じていました。
後ろめたさというか、これは本当の自分の実力を現した数値になっているのだろうか?
やはりレートというものは、しっかり戦いの数をこなしてこそ信憑性のある数字になるのではないか?
そんな疑念が胸の底で燻っていました。

でも、今回はちゃんと100戦やりきった。
その結果が1300台だったのだから、これからは傲り高ぶることなく、もっと謙虚になろうと心から思えました。

自分は上手くなんかない。
もっとマジメに練習して強くなろう。
という決意が高まりました。

スマブラにおいて強さが全てでは無いけれど、「配信者」である以上、みんなには最強では無くても、【強い天使霊】を見せたいから

それからもうひとつ、100戦やってみて、確信したことがあります。

その日のスマブラの強さと、その日のメンタルや体調等の心身のコンディションは、想像以上に比例しているということです。

「今日はちょっと調子が悪かっただけだ…」みたいな台詞、よく負け犬の遠吠え的な感じて使われるけど、実際、バカにできないです。

「操作ミス」「判断ミス」「反応遅れ」
これらが無ければ勝てていたかもしれない試合の多いこと多いこと。

体調やメンタルがそんな凡ミスの原因な事がかなり多いことに気付きました。

考えてみれば、プロとしてスマブラで飯食ってる人もいますが、そういう人達は本当にミスが少ないです。
きっと、プロのアスリートと同じで、試合の前から様々な準備や工夫をして、万全のコンディションで試合に臨めるように調整してるはずです。

自分はそういう面での意識が甘かったようです。

ガチで勝ちたい。
強くなりたい。

言うだけ言って、それに相応しい万全のコンディションで試合をする努力をしていなかった。

なるほど、こりゃあ勝てないわけだ(笑)

さらに、「前向きな気持ち」が無いと、負けたとき、反省しようという気持ちも起きにくい。

結局のところ、振り返りして反省して次に活かすって、結構面倒くさい作業だから、前向きな気持ちが無いと、せっかくリプレイを見直しても、改善できる点に気付けなかったり、そもそも振り返りをサボっちゃうんだよね。


【心身のコンディションは強さに直結する】

そんな当たり前だけど大事なことに気付けたのが、レート100戦で得た、とても大きな収穫でした。







【2】負けないために必要なことは何か?

僕の今期のレーティンググラフを今度はじっくり見ていただきたいです。

【1】とは違い、理論的な話です。
レート上位層のグラフと比較して、自分のグラフの特徴挙げるとき、以下のA,B二つの特徴が挙げられます。

A、右肩下がりである

B、上下の変動が激しい の2点です。


Aに関して感じたことは、単純に自分がまだまだ下手だと言うことです。
正確には、
「自分にミスがなければ勝てる相手の数」<「自分がミスしなくても勝てない相手の数」と言うことです。

これは勝敗数や、キャラごとのレート収支をみても同じことがわかります。
100戦の内、半分以上負けていますし、レート収支でプラスのキャラよりマイナスのキャラの方が多いです。
特に、明確な得意キャラが多いわけじゃない代わりに明確な不利キャラがほとんどいないという恵まれた長所を持つピカチュウを使っていて、勝てないキャラが沢山居ることからも、単純な自分の実力不足が伺えます。

原因は、自キャラ理解不足、キャラ対策不足、操作精度不足、有利展開形成力(立ち回り)不足、復帰阻止の幅の狭さ、ジャスガができない等が挙げられます。
簡単にまとめれば、所謂、実力(PS)不足ということです。

PSを上げることは、最も大事なことかも知れないですが、【現段階での優先度は後述するBに劣る】と考えてます。

なぜなら、PSを上げるには根気よく研究し、練習し、経験を詰む必要があり、すぐには結果が現れにくい部分だからです。
これは継続してやるべき事であって、一夜漬けのように突貫でやるべきものではありません。
長期間続けるためには自分を追いつめすぎるのもよくないということは、【1】の項目でも明らかです。

さて、ではBから読み取れるのは何かと言いますと、「勝敗の安定感のなさ」です。

【1】の項目で触れたとおり、感情や体調という外的要因が及ぼすゲーム内での操作や判断への影響は少なくないのです。

イライラしたり焦ってしまって手汗をかき、スティックに必要以上に力を入れた結果、スティックから親指が滑り落ちてしまい誤操作をしてしまった経験がある人は、きっと僕の他にもいるでしょう。

ピカチュウでそれをやると、単純に電光石火の2段目が出ずに復帰できなかったり、相手の目の前で無防備を晒すことになり、致命的です。

また、消極的な思考は可能性の模索を阻害したり邪念を生みます

空腹や眠気は判断速度を低下させます。

他にも、乾燥による肌のかゆみや、低音による手のかじかみなど、意外とゲーム外からゲーム内へ悪影響を及ぼす要因はたくさんありました。

もし、自分が本当にただ単純に弱いだけなら、グラフは多少の上下はあれど、これほど大きな起伏を見せず、ただの右肩下がりになるはずです。
それが、実際は荒れ狂う波のように、大きな山や谷を形成しているということは、

「勝てる相手はちゃんといて、勝てているのでレートは上昇するが、それ以上に、本来勝てているはずの相手にも負けてしまうことが多くある。」と考えられます。

これは、非常に勿体ないですよね。


もし、上で挙げたように、「ミスが無ければ勝てていたかもしれない相手」に負けた理由がゲーム外にあるのなら、【1】でも語ったように、「試合の前から既に勝負は始まっている」と言うことになるのです。

「復帰ミス」「判断ミス」「脳死状態」等々、それらは事前準備で大きく減らすことができるものばかりであることに気付けたのはとても意味があったと思います。

何故、Aと比べてBの方が現状優先すべきなのかというと、Aの内容と比べて、Bの方が対処が簡単で、効果もその場で実感しやすいからです。
そして、メンタルの向上はスマブラのモチベーションアップにも繋がり、結果的にAにもよい影響をもたらすことにもなると思うのです。

なので、負けないために「まず」必要なこととは、
【試合に備えてコンディションを整える】ことだと思ったのです。

これが、レート100戦で見いだした、負けないために必要なことです。









3.勝つために必要なこととは?


ここまでは、
「本来なら勝てたかも知れない相手に負けてしまっていた原因と対策」について書いていきました。

ここからは、
「今勝てない相手に勝つための方法と対策」について話していきます。
【2】で優先しなかったAの方の話でもあります。


まず、100戦やったおかげで、今期レート戦でのキャラクター毎のレート収支表と「プレイヤー別のレート収支表」が見られるようになりました。
100戦という対戦数、そしてそれらが全て2先だったということから、かなり信憑性の高いデータであることは言うまでもありません。

これを見ると、驚くほど、勝てているキャラと、勝てていないキャラがはっきり分かれていました。

まず、この日記を読んでいて、ピカチュウというキャラに詳しくない人のために、世間一般に言われている、ある程度信憑性の高い「ピカチュウのキャラ相性」と「キャラパワー」について、前提知識として説明しておきます。

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ピカチュウは大体どこの団体のキャラランク表でも、Aランク周辺にいます。
これは言い換えれば、「間違いなく優秀(Bランクではない)ではあるが、最強(Sランク)では絶対にない」と言うことになります。

ピカチュウというキャラの「キャラパワー」は、低いとは言いませんが、高いとも思いません
平均~平均以上だと思います。
ネガってるわけではなく、単純にSランクにいるような強いキャラと比べて、
目立つ長所は当たり判定が小さいことくらいで、実際には短所が多く目立ちます。
「単発火力が低い」「リーチが短い」「確定コンボだけでは火力不足なので非確定のコンボを状況に合わせて使いこなさないといけない」「バースト択が少なくてバ難になりやすい」「技の判定が弱い」「軽いからすぐ死ぬ」「ピカチュウ使いで大会優勝経験のある配信者やプロがほぼいないので、勉強するのも難しい」

今思いつくだけでもこれだけの短所がずらずら出て来ます。

ではなぜ、大会優勝実績のほとんど無いこのキャラが、Aランクという高い地位を保っているのか

これは、キャラ相性上明らかに勝てない不利キャラが極端に少ないのが1番の要因だと思います。

参考までに、間違いなく今世界最強ピカチュウ使いであろうあのESAM氏は、ピカチュウが明確に不利なキャラはネスのみ、微不利はピーチとゲムヲのみとしています。

世界一強い彼目線であることと、かなりポジティブな性格な事を考慮しても、これは恐ろしいことです。
なんせ、それ以外とは少なくとも五分以上なわけですから、それら3キャラ意外は、単純にPSと読み合いさえ勝っていれば、勝てる相手ってことなんですよ!

まあ流石にポジりすぎや!って言うのが日本のピカチュウ使い達の一般認識ですが、そんな日本のピカチュウ使い達が複数人で4時間議論した結果ですら、
(バンカズが居ない頃に作られたので勇者まで。ポケトレをゼニガメ、フシギソウ、リザードンの3体に分けて、ミーを技構成によって違うだろうと言うことで抜かした)
「全77体の内、67体を五分以上分類しています!!」
微不利以下は、なんとたったの10体! 

凄すぎる。

これだけでピカチュウが大会で全然優勝しないのに(海外でつい最近やっとESAMが初優勝したけど、日本ではまだオンオフ含め大型大会での優勝は無しなのに)万年Aランクを保つ理由はここにあると言っても過言では無いと思うのです。

つまり、ピカチュウというキャラは、
「これやってれば勝てるみたいな圧倒的に強い技や、このカードならほぼ勝てるみたいな圧倒的有利な相性は存在しないPS依存のキャラだが、ほぼ全てのキャラに対して詰むことがない、ポテンシャルの塊みたいなキャラ」といえるでしょう。

長くなりましたがここまでは前提として、
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今回の僕のキャラ毎のレート収支表見ると、いかに自分がピカチュウのポテンシャルを引き出せていないかがよくわかります。

勿論、キャラ相性が全てではありません。
2先でステージも変わるので、人性能の部分は大きいです。
かの有名なピカチュウ使いのプロである、キシル氏も「2先で勝てない相性は中々無い」とウメブラ実況の際、発言しています。

ただ、僕が今回戦っていたのはレート1500以下の場所。
批判を恐れず言うと、レート戦参加者の中で、平均より弱いプレイヤーが属している場所です。

つまり、人性能が強くて勝てないというより、キャラ対策ができてなくて勝ててない可能性が高いと言えるのです。
(勿論、人性能で負けている可能性も大いにありますが、低レートである以上、人性能は平均するとやや低いと仮定しても問題ないとして話を進めます。)

その証拠に、相性有利と言われているクロムやシモリヒ、リトルマック等に、負け越しています。

実は僕、このゲームでスマブラ復帰し、ガチったのもはじめてなのですが、これまで10ヶ月ほど、誇張抜きにピカチュウ以外のキャラをほぼ触ってきませんでした。

だから、キャラ対策も、あくまでピカチュウで相手と戦っていて、「この技がキツかったから、この技には気をつけよう」とか、「暴れ強いからガードしよう」とか、その程度の事しかできていなかったんです。

相手の差し込み技が何で、火力の取り方は何で、スマッシュ以外に何のバースト手段があるのか。

どんなコンボがあるのか。確定してるのか。
ダウン連はあるのか。
セットプレイはあるのか。 

そういうことを、戦いながら見るのはとても難しく、未だにわからん殺しされてばっかりです。

それに、攻めるにしろ攻められるにしろ、人によってコンボの精度が違ったり、ずらし方が違ったりするので、正確なコンボの抜け方、ずらし方、こちらのコンボの確定帯や、派生すべき技など、たまたま上手くいったからわかったつもりになって、別の人と戦ったら全く通用しなかったりと、
如何せんキャラ対策も出した答えに確信が持てないのが現状です。

おまけに、キャラ数が多いおかげで、同じキャラと何十戦と連戦する機会なんてのもほとんど無いので、結局メモに残して頭には入れていても、指に染みつく前に忘れてしまい、毎回メモ見て考えてから操作しなきゃいけないわけです。

指に染みつけて無意識のうちに対策した動きができないと、結局反応が間に合わなくてやられたり、動きがぎこちなくなったりしちゃうんですよね。

そうなると、とりあえず早く動かそうとして、つかみのリーチを誤ったり、牽制が増えすぎて作らなくてもいい隙を作っちゃったり、他のミスを誘発する。
立ち回りに無駄が増えてしまうんです。
せっかく上手いこと攻められても、技を当てるのが精一杯で、その後のリターンの取り方まで考えが巡らず、じり貧になってしまう

そんなことがザラにあります。


ピカチュウはリーチも判定も弱いキャラなので、ある程度自分から差し込まなくてはいけないキャラです。

だから、ついガン責めしがちなんですが、本来なら、相手の付き合ってはいけない技には付き合わず待つことも必要ですし、攻守なら守りの部分も時には必要というか、試合中に細かくスイッチしていかなくてはいけないんですね。

ただ、その守りの部分が下手なので、ピカチュウが守るキャラじゃないことも相まって、守りに入ると途端にやられてしまうのが現状。

これらのことから、流石にピカチュウしか使わないという拘りを、捨てる決意をしました。

「敵に勝つにはまず敵を知ること」というやつですね。

そして、待ちが強いキャラ、差し合いを得意とするキャラで、自分のPSを磨き、それがピカチュウの攻守の守りの部分、攻守の切り替えの部分のトレーニングになると考えました。

まずは手始めに、差し合いや読み合いがメインであり、使用者のスマブラ力を鍛えると言われている「ルキナ」
そして、ピカチュウ有利と言われているのに、僕が勝てていないキャラの中で使用率の高い「クロム」辺りをVIPまで行けるように練習していこうと思います。


勿論、キャラ対策、立ち回りだけじゃありません。

テクニックに関しても、課題が見えました。

ピカチュウのコンボ精度はまだまだ下手くそです。
もっと上手い人は正確に高いリターンを取ってきます。
キャラ毎、%毎にコンボの派生先やフィニッシュまでの道筋、フィニッシュを変えたりするのは、まだまだできていません。
狙えるコンボの種類、幅もまだ伸びしろがあります

そこは変わらずピカチュウを使い続けて開拓していきたいところです。

他にも、着地隙がほとんど無く反確取れないアイクやクラウド等のキャラへの対抗手段として、空中からの差し込みをジャスガして反撃する練習や、相手キャラに合わせた復帰阻止のパターン化等、今まで手を付けられていなかったテクニック面も磨いていく必要があると痛感しました。

従って、今勝てない相手に勝つために必要なことは、【立ち回りとキャラ対策の強化のために他キャラを練習しつつ、コンボ、ジャスガ、復帰阻止と言ったテクニックを身につけること】であると思いました。

これが、レート100戦で見いだした、勝つために必要なことです。








4.価値観について

これまでの項目が、スマメイト100戦で感じた「強くなるための課題と対策について」だったわけですが、
最後は少しベクトルが変わります。

僕はスマメイト100戦をこなしていくうちに、スマブラに対する価値観が変化していきました。

【1】の項目でも触れたとおり、このレート期間、負けが続いてどんどん苦しくなって、スマブラを辞めたくなるくらい惨めな気持ちになることが何度もありました。

そうなると、試合に勝てないだけでなく、スマブラ自体が楽しくなくなってしまうんです。

一日中落ち込んでしまって、あんなに好きで楽しくやっていたスマブラ配信自体も、やりたくなくなってしまうほどにです。

そうなると、YouTubeでスマブラの配信や動画を見る気まで起きなくなります。

関連動画にあった沢山のスマブラ系の動画を押しそうになっては留まったり、押して見ても動画の内容が頭に入ってこなくなったりして、スマブラに関わるもの全てに対して楽しめなくなってしまっていました。

初めのうちはそれでも100戦やらなきゃいけないからって無理矢理毎日スマメイトのためにスマブラを起動してやっていましたが、モチベが上がらず連敗してすぐ心が折れそうになって止めるを繰り返す日々。

レートが1300台の下の方まで落ちた頃、遂に心がポッキリ折れて、しばらくスマブラを起動すらしなくなりました。

おまけに持病も悪化したりして10日ほどスマブラから離れちゃってました。

もちろん、その間は配信する気も起きませんし、一番楽しいはずの時間が楽しくなくなってしまったため、塞ぎ込んでいました

でも、10日も休んでいると、自然とまた、スマブラやりたい欲が湧いてくるんです。

やっぱり、心の底ではスマブラが好きなんですね。

結局、モチベが復活して調子を取り戻したり、取り戻せなかったり、また連敗で心が折れたりを繰り返して、
なんとか100戦やりきることができました。

ちょうど80戦くらいやったところで、自分のスマブラに対する価値観の変化に気がつきました。

なんというか、吹っ切れたんですよね(笑)

【1】や【2】の項目で書いたように、気持ちや体調なんかで普段通りの力が出せなくなってしまうという、そんなことにすら気付かずどうして勝てないのか嘆いていたという事実や、
【3】で語ったとおり、今の自分に足りないことが明確になったことで、自分の弱さを事実としてスッと受け入れられたんです。

「あ、僕って実は自分が思っているほど強くないんだ」って。

なら【今は】勝てなくて当然じゃん。って、開き直ることができたんですね。

お恥ずかしい話ですが、【配信者である以上、強い天使霊を見せたい】という気持ちが、勝ちに拘りすぎて【強くなきゃ配信しても視聴者を楽しませられない】という思いこみ、プライドに変化していたことに気付いたのです。

それに、もともとスマブラが「楽しい」からスマブラ配信をして、その楽しんでる姿をみて、視聴者も「楽しい」と感じ、視聴者が「楽しい」から僕ももっと「楽しい」という「楽しい」の連鎖がテーマの僕の配信を、更に楽しくするために【強さ】を求めて(前々回の日記「スマメイトというステージ」参照)スマメイトをガチでやると決めたのに、
何時の間にか「強くなりたい」ということばかりが頭の中を支配して、【スマブラを楽しめなくなっている】のに気付いたんです。

(前々回の日記「スマメイトというステージ」)で書いたとおり、強くなりたいという気持ちや、その目的は今でも変わらないですが、
それを意識しすぎてスマブラを楽しめなくなって、その結果どんなに辛くてもしていた週1配信までできなくなってしまっていたのは大きな誤算でした。

そもそも、スマブラ自体ほぼ毎日やりたくて起動していたのに、スマメイトをガチりだしてから、起動することすら辛くなってしまっていたんです。

それがどれだけおかしいことか、本末転倒か、ということに気付いたんです。

もっと楽しもう!
苦しむことで、強くなれるのかも知れない。
でも、それが原因で、もし大好きなスマブラを好きで無くなってしまったら、
それが1番辛いこと、ではないだろうか。

たしかに、スマブラ配信者に【強さ】は必要不可欠な要素だと今でも思う。
強くなきゃ、強い人は見に来ない、強くなりたい人も見に来ない。強くなっていく天使霊を応援したい人も見に来ない。

でも、どんなにそういう視聴者の要望に応えようとしていても、それが辛くて配信頻度が落ちていって、しまいには月に3回(内1回は声無し短時間)しか配信できなかったことは、はたして本当に視聴者の求めている事だろうか。
自分がなりたかった、スマブラ系YouTuberの姿だろうか。

どんなに弱くても、どんなにふざけた内容でも、どんなにマナーの悪いやつでも、毎日(に近い頻度)で配信や動画投稿している配信者の方が、視聴者は嬉しいのではないだろうか。
(事実、チャンネル登録者数がそれを物語っている。)

(Pさんのように、特別面白い企画とかなくても、タイトル詐欺をしていても気にせず、毎日配信して、視聴者の遊び場や交流の場を提供してあげることもせず、
Saさんのように視聴者さんが質問してきたら、配信中でも1人の質問に答えるためにトレモに潜って実際に手本を見せてくれるようなこともせず、
Hさんのように視聴者さんとただひたすらフレ戦して楽しく遊ぶ場を作ることもせず、
Noさんのように、突然有名になってしまったプレッシャーにも負けず辛いときも楽しい時も等身大の自分を配信し続け、毎週必ず格好いい動画を上げてそのキャラを使う人達にそのキャラの楽しさを届けもせず、
Aさんのように視聴者のために体調が悪くてこえがでなくても配信したり、視聴者が楽しめるようにイベントを開催したりもせず…
ただただ、自分のためだけにスマブラして、それで勝手にテンション下げて配信もやれなくやって…)



今の天使霊は間違いなく迷走している。

そう思ったんです。

残念ながら今の僕には、超有名配信者の方々のように「強さと楽しむ心を両立する」のは無理です。

ならどちらが大切か?答えはひとつです。

もう
【楽しむことより強くなることを優先するのはやめます】!

これが、レート100戦で変化した僕の価値観です。




5、最後に


価値観は変わりましたが、スマブラを楽しむために、更に強くなろうとする努力は続けます。

思い通りにキャラが動かせなかったり、負け続けるのはやっぱり楽しくないですからね。

でも、強くなることを目的にはもうしません。
あくまで僕は【楽しむために】強くなります!

そう考えたら、それまでめちゃくちゃ辛かった残りの20戦も、結構楽しく消化できたんです。

なので、のこり10戦になったとき、久しぶりに配信をしました。


今まで楽しい配信にする自信がなくて封印していたスマメイト配信を解禁したんです。

もう強さに拘ったり自分はある程度強いというプライドに拘ったりするのはやめてレート戦も楽しむことに決めたんです。

その結果、自分が高らかに宣言していたレート1600とはほど遠い、1333という悲惨な結果を晒すことになりましたが、後悔はしていませんし、配信自体も楽しかったです。
 
古参視聴者の方が読んでいたらもう気付いていると思いますが、
実はこの、楽しむことを一番重視するスタイルって、もともと僕の配信のモットーだったんですよね(笑)

「楽しいの相乗効果」

それが僕の配信のテーマだったんです。
だからこそ、僕が心から「楽しい」を発信する自信が無かったスマメイトの配信はしないと公言していたのですが、この時点でやや矛盾していたんですね(笑)

スマブラが楽しくなくなってしまったら、スマメイト以外でも「楽しい」を発信できなくなる。
なら、スマメイトは、
「やらない」or「楽しくやる」
2択だったんです。

今回レート100戦をやりきったことで、僕はスマメイトを「楽しくやる」術を知ることができました。

もしやりきってなかったら、この矛盾に気付けず、モヤモヤした気分のままだったでしょう。
本当にやりきって良かった。

それに、久々の配信でレートがボコボコな姿を見せても、視聴者の皆は特に貶すような事はせず、いつも通り接してくれました。

こんな僕でも、Twitterで「会ってみたいスマブラー」の中に天使霊の名前を入れてくれたRさん、恥ずかしくていいねできなかったけどめちゃくちゃ嬉しかった。ありがとうございます。

そして、僕が強くなることを決心した最も大きな要因であり、あんなに助言してくれたのにレートで不甲斐ない結果を出したら合わせる顔が無いと思っていたSiさんも、実際にその配信に来てくれていました。
その人は、結果を見て、一言も貶すことなく、裏で優しい言葉をくれた上にアドバイスまでくれて…

本当に嬉しかったです。
やはりあの人の背中は追いかけ甲斐がある。

この場を借りて改めてお礼を言わせてください。モデレーターを始め、視聴者の皆様、いつも天使霊を見てくれて、支えてくれて、好きでいてくれて、ありがとうございます。

数字を追いかけることに夢中になって、人間一人一人の暖かさ、大切さを忘れてしまいそうになっていた僕ですが、そんな僕をいつも通り暖かく迎えてくれてありがとうございます。

例えどんなに弱くても、受け入れてくれる、支えてくれる、見捨てないでくれる、好きでいてくれる視聴者の皆様、本当にありがとうございます!

レート戦100戦をやりきったことで、大事なこと思い出すことができました。


それに気付かせてくれたスマメイトのちょう様マッチングした全てのスマブラー、こんなにも人を悩ませ、喜ばせ、楽しませてくれる大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL、その制作に関わった全ての方々、そして、いつも応援してくれる視聴者の皆今は見てなくても昔支えてくれた元視聴者さん達、そして、これから天使霊を知って、見てくれる未来の視聴者さん達共に切磋琢磨してくれる配信者仲間達告知も無く突然配信しても必ず誰かしら来て支えてくれるモデレーターの皆週1でスマブラ連戦する提案をしてくれた弟

最後に、こんなに長い日記を最後まで読んで下さった貴方に、心から感謝を伝えて、この日記を締めたいと思います。


ありがとう!!!!!!!!!







(追伸)

僕がレート1500台をキープできるようになったら挑戦しに行きます!と宣言したとあるピカチュウ使いのIさん!
もうお忘れかも知れませんが、僕は未だに貴方と戦うことを夢見ています!
ただ、レート1500台キープできなかったし、次もできるかわかりません。
もしいつか1500キープできたとしても、その時貴方がスマブラをやっている保証は無いですし、最近スマブラやってないみたいみたいなツイートをよく拝見していますので、非常に不安です!
なので、今はモチベ低そうなので日を改めますが、もしまたスマブラモチベ高そうなツイート見かけたら、その時は対戦を申し込ませて頂きます!

もう僕は、スマブラを楽しむために手段は選びません!
遠慮するのはやめて、相手にNOと言われない限り自分が楽しそうと思ったことはどんどんやっていこうと思います!



ということで、今後も天使チャンネルをよろしくお願いします!!


2019.11.2
天使 霊-アマツカレイ-

2019年11月2日 11時32分に投稿

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