『衣・食・住』
このような言葉が今日のオンライン講義の中に出てきた。
思えば当たり前のように我々が持っているこの3つの単語。しかし何故この3つなのだろうか。「服を着て、食べて、住む」。これだけではあまりにも怠惰ではなかろうか。「働」や「行」を入れても良いだろう。これではまるでニートの怠惰の代名詞のようなものだ。
なぜ3つなのだろうか。
3という数字について
3という数字は縁起が良いものと古くから言われているのはご存知だろうか。「早起きは三文の徳」「仏の顔も三度まで」など、3のつく慣用句やことわざは山ほどある。
また宗教でも、「魂、肉体、精神」という三位一体が神を意味する。「父、母、子」の3人で家族が成立し、「1、1、1」で初めて三角形という図形が出来る。このような3をモチーフにしたものはいくらでもある。
ゲームでもこの3という数字はよく出てくる。ゼルダの伝説でも、トライフォースという3つの力を宿した勇者が主人公であり、様々なゲームでは大抵2回は生き返るボスも3度目には倒れる。日本人にとっても、また世界にとってもこの3という数字は縁起が良いものとされている。例えば4になってしまった場合、日本語では四=死を意味したりもする。
さて、本題に戻すと「衣、食、住」という言葉がこの3つで成り立っているのは、古くから人類が奥底で感じている“3“という存在が大きいのではないだろうか。社会で生きるのに必要最低限の3つ、これが『衣食住』の正体なのではないだろうか。正体とはなんなのだろうか。
こんなことを考えているうちに、講義は次の内容へと進んでいた。今日も平和である。
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