5 ヒントは外の世界に
スマブラからガラッと話が変わって。
電車の自動改札機は、切符を横に入れても縦になって出てくる。今はICカード時代なので切符を手にする機会は少ないが…
これは自動改札機を開発していた人が、息子達を連れて川に遊びに行った時、上流から流れてきた葉っぱが石に当たって横向きから縦向きに変わったのを見て思いついたそうだ。(幼少期のプロジェクトXを見て知った)つまり、この技術は研究室だけでは生み出されていないのである。
この話は、アイディアは外の世界にあるかもしれないよ。といういい例だと思っている。
こういう話が大好きなので、よくTwitterではスマブラ以外のゲームはやらない!強い人にボコボコにされて強くなれ!といったストイックスマブラ漬け的なエピソードが多いが、それでは得られない武器やアイディアが外の世界にあるのかもしれないと思った。特に自分はアイテムありやゲーム制作論が大好きな人間なので、スマブラ漬けしている人に対抗するには同じことを真似て練習するよりまだ見ぬ武器を用意しなければ対抗はできないだろうと思ったこともひとつ。
何かスマブラに応用できるヒントはないか…
そして、有名な言葉が目に入った。
“今日の収穫は井端のダブルプレー”
プロ野球にて井端弘和さんが選手時代に落合監督(当時)が放った言葉である。
詳しくは以下参照。
井端氏がいつもライト方向だけ打球を飛ばしていることを指摘し、狙いを悟られないように工夫することを説いたものである。
…これだ。スマブラに応用しよう。
例えばジャンプ上がりのあとの着地に横スマを当てるために最初は着地狩りをせず、空中上攻撃などで追いかけて当てに行くように見せる。外してしまっても構わない。
そして横スマを当てたいところで、地上でステップなどで位置を調整して着地を狩る。
相手はこちらが空中攻撃で追撃するのが脳裏によぎっているので思わず空中回避をしてしまうなどのミスを誘発させることができる…
例えばクロムは復帰が脆いので復帰阻止失敗時のリスクがかなり大きいと感じている。実際自分は復帰阻止には消極的である。だが、復帰阻止に全く行かずにいれば相手は崖を掴むまでのルートや方法が単調になる。なぜなら自分が復帰阻止に行かないので復帰ルートを考えることより崖上がりを狩られないことに意識を割くからだ。そこで最後の最後で唐突に復帰阻止に行けば、相手にとっては想定外になるので復帰阻止を成功させやすい…
他にも色々な言葉からヒントを得てこうして、野球における読み合いをスマブラに応用することを身に付けたのだった。
単に”択を散らせ”と教わるよりも深く考えられるようになったので、外の世界からの学びはよかったと思う。
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