(9)アイテムありの民、VIP入った日記

前回の日記

さいごに VIPを目指している君たちへ


さっそく、まずは問いたい。


スマブラを、いやゲームを楽しんでいますか?


楽しむということが強さに繋がるという持論は前に述べたが、今回は別の切り口からもっと単純に。


スマブラが競技シーンとして捉えられ、今後も多くのプレイヤーがプロゲーマーとしての門を叩き、大型大会の配信台がYouTubeで中継され視聴者数が○○人も!と熱を帯びていくだろう。


だが、一方で僕がTwitterなどで見るかぎり、VIPにいることこそが絶対のような雰囲気にならざるを得ない状態でもあるなと感じることもある。


それに呑まれるかのように、逆VIPに叩き落とされ負けることで落ち込んでいる人も多い。

(VIPというシステムがあるのが悪いとは言わない。クリエイター側に立ったつもりで考えると、VIPというシステムが無ければ悪い意味でfor時代に戻るだろうと思っている。詳しくは話題が逸れるので書かないが。)


だから問いたい。

いつのまにか、勝利と楽しさをイコールにしていないだろうか。


YouTubeTwitterでは競技シーンばかりが全面に出ているので忘れがちだが、このゲームのルールはとても自由だ。

個性豊かなアイテムがあり、ステージは100を越え、音楽は1000曲を越える。

オンラインのだれかと乱闘はアイテムなしタイマンでなければならないというルールも無い。YouTubeTwitterで勝手に邪道扱いされているだけだ。(さすがに体力制終点アシストファルコは悪意があるが)VIPに行ける世界戦闘力の半分くらいのレートで優先ルールをオフにすれば4人乱闘だの体力制だの多種多様のルールに当たり、都度対応スキルを求められる。実際、発売当初は「体力制のリュウでケンと当たって実質スト2になるまでオンラインをやる!」なんてアイテムなしタイマンとは縁もない動画がニコニコ動画で溢れていた。それくらい自由だった。


名前は出さないが、こんなツイートを見たことがある。


スマブラ始めた人にスマメイトを勧めた、ボコボコにされて嫌になるか同族になるか


それはダメだ。

勝敗で強さを決め、残った人がやるという競争社会ではない。

自由でいい加減なのがスマブラの本質だ。

だから、自由に楽しめればそれでいい。


その自由と楽しさの延長線上にVIPを目指すとか大会で優勝するというのがあればいい。


VIPを目指す君たちへ。


VIPだとか大会だとかに注目するあまり、自由と楽しさを君は忘れていないだろうか。

楽しさを忘れて、苦痛のなか嫌々やっていないだろうか。

今、苦痛の中でやっているなら、VIP行くなんて忘れてしまったほうがいい。

君が下手だからじゃない。楽しさを忘れているからだ。

アホみたいに笑って、くだらなさに笑って、楽しさを思い出してから、ふと思い出した頃になんとなく目指すくらいがいい。

僕は逆VIPや初スマ晩年最下位候補時代が長く続いたが、ガノンの空下でアッサリ負けた時も、復帰ミスして負けた時も、面白かった。楽しかった。スマブラらしくて、とてもくだらないじゃないか。

だから最後までVIP目指そうかという目標を捨てることがなかったのだと思う。


だから、ほら、楽しくゲームをしようじゃないか。



おわり。


EIN
2022年5月17日 21時55分に投稿

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