(5)アイテムありの民、VIP入った日記

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7 感覚を言語化するスマブラ


当時の自分は崖上がりや相手の数秒先の行動を何故感覚で感じ取れたのかをふりかえり、「ああこの辺の動きで感じたんだなあ。」と、とりあえず言語化、理論に近づける作業を続けた。これが成功すればメリットはあるのか当時はわからずがむしゃらにやっていたが、結論から言えば意味があると実感するようになった。


感覚を言葉にしてどんなメリットがあるんだ?と思った人のために、ここでまた話を逸らす。


プロ野球にて、ヤクルトスワローズなどで監督をした野村克也さんは、さまざまな選手に考えて野球をやるように指導してきたエピソードが多い。

今回は元東北楽天イーグルスの鉄平選手の発言を引用する。以下リンク。


※15:45〜(野村監督から学んだこと)参照


例えばランナー一塁で送りバントします。セオリーは一塁側のバント。これ感覚でわかるんですよ。(中略)じゃ何で一塁側なの?という話になる。そこまで突き詰めて考えなさい。という風に言ったのが野村監督なんですね。

感覚でやってると思わぬことが起こった時にえっ?ってなっちゃう事もあるんですけど(予め準備しているから)何パターンも考えてるので。プレーのアプローチというか一本目の早さは早くなったと思いますね。


私がこの動画を知ったのは崖上がり狩りの行動をほぼ言語化に成功させた後ではあるが、自分のアプローチもこの動画で語られている考えてやる野球に近いものがあった


スマブラに話を戻して実際にフリー対戦であった例を出すと、その場上がりと回避上がりを狩ることに成功したあと、ジャンプ上がり一点読み空中後ろ攻撃で撃墜させたシーンがあるとして、

言語化する前の自分は「なんかジャンプ上がりすると思った」くらいだった。

今は「その場上がりと回避上がりを狩ったあとの崖捕まりが前の2回の崖捕まりの時間より長かった。つまり悩んでいる。攻撃上がりはモーション遅めでシールドキャンセル攻撃を当てられる可能性が高い。崖離しジャンプ空中前攻撃なら崖上がり狩る側が後ろにダッシュすると攻撃終わりに反撃されるので、もしやるなら崖掴んですぐに出すはず。よってジャンプ上がりすると僕が感じたと思う」と説明できる。言葉で書くと長いなw


外から見ればやってることは何も変わっていない。しかし言語化しているので、もし失敗したり予想が外れていても慌てず分析できるし、逆に失敗したことを次の作戦の伏線として利用することも可能だ。大雑把にいえば、作戦の幅が広くなりメンタルも崩れにくくなった。


もちろん全部言葉にする必要はないと思う。全て言葉にしていたら思考回路がパンクするし理論が全てになるとそれはそれで困る部分も出る気がする。(先の動画でも感覚に頼りすぎるな、であり、感覚の全否定してはいない)ただできる部分はやっておくと予想外が起きてもそこそこ対応と反省は出来る。個人的には崖上がりと崖狩りはある程度理由は説明できるほうが良いように感じた。吹っ飛ばされてる間に少し考えられるので。(1秒にも満たないが…)


こうしてクロム使用時の相手の行動読み(特に崖上がり一点読み横スマぶっぱ)の成功率と失敗した時のその後の対応、ついでにジェットハンマーの打率が大きく上がったのである。


つづく


EIN
2022年5月14日 19時23分に投稿

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